セブンイレブン罰金問題とブラックバイト問題について

2017-02-10

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最近、セブンイレブンの罰金問題に関連して、
ブラックバイト」がクローズアップされました。

 

ご存知ない方のために簡単に説明すると、
高校生アルバイトが風邪でアルバイトを2日にわたり休んだ際に、
店長が「代わりの人を探すというルールに違反したペナルティー」として、
2日間(10時間分)の賃金を給与から天引きしたという問題です。

 

この事件の問題点はいくつかあります。

 

第一に、店長が、休んだ際に代替要因を探せなくては罰金を支払う
というルールを定めることはそもそも許されません。

なぜなら、労基法16条は「使用者は、労働契約の不履行について
違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。 」
賠償額の予定をすることを禁じているところ、
店長が勝手に違約金を定めることは労基法16条に違反するからです。

 

第二に、アルバイトが休んだ際に代替要因を探すのは
そもそも店長の役割であって、アルバイトの役割ではありません。
そうすると、アルバイトには何ら責任がないため、
そもそも賃金減額の根拠が存在しません。

 

第三に、労基法24条1項は「賃金は…直接労働者に、
その全額を支払わなければならない。」と定めています。
従って、罰金を給与から天引きするのは、
労基法24条1項に違反する違法な行為です。

 

第四に、賃金総額の4割もの額を天引きしているのは違法です。

なぜなら、本件の減額は、
「労働者に対して減給の制裁を定める場合、
減給は1回の額が平均賃金の1日分の半額を超え、
総額が賃金総額の10分の1を超えてはならない」
減額の上限を定める労基法91条に違反しているからです。

 

 

長引く不況のなか、経営側も切羽詰まっているのか、
明らかに違法な行為であるにもかかわらず、
このような行為がまかり通っているのが現実です。

残念ながら、今回のセブンイレブンのように、
違法行為に手を染めてしまっている会社は多数存在します。
前置きがかなり長くなってしまいましたが、
今回は、この「ブラックバイト」についてお話していきます。

 

 

|「ブラックバイト」って何?

「ブラックバイト」について正確な定義は存在しません。

簡単にいうと、過酷な労働環境におかれるアルバイトのことです。

「ブラック企業」と呼ばれ、正社員を確保できなくなった企業が、
従来正社員に強いてきたような過酷な労働をアルバイトに要求した結果、
「ブラックバイト」が多数発生するようになりました。

ブラック企業がアルバイトに「正社員の代わり」をさせた結果、
アルバイトもブラック化してしまったのです。

 

 

 

|具体的にどんなことを要求されるの?

「ブラックバイト」と一口にいっても、
具体的にどのようにブラックなのかはさまざまです。

長時間の激務、薄給、残業代の不払いを基本として、
過重なシフト、罰金や違約金の徴収、連帯責任、
パワハラ、セクハラなど多種多様な問題が発生してます。

 

 

|「ブラックバイト」に潰されるのは学生だけじゃない

アルバイトというと、
学生が学業の傍ら行うというイメージを
未だに持たれている方も多いように思われます。

しかし、これは、学生に限った問題ではありません

長年にわたる不況のせいで非正規雇用は増加し、
学生以外でもアルバイトとして働いている方は多数存在します。

特にロストジェネレーションといわれる
1990年代のバブル崩壊以降の就職氷河期世代については、
正社員になる機会を得られなかった結果、
現在もアルバイトとして働いて
生計を立てていることも少なくありません。

また、「傍らの」アルバイトとは違い、
アルバイトで生計を立てている方は、
働き口を失う=稼ぎが無くなる=生きてはいけない
という構図から、雇用主よりも相当弱い立場にいるため、
ブラックバイトの餌食になりやすい傾向にあります。

 

※参考:男21%・女57%が非正規の時代ー安定した職場で働きたい!

 

 

|アルバイト選びは慎重に

一度ブラックバイトに捕まってしまうと、
なかなか逃げられないという現実があります。

例えば、予備校や塾などのアルバイトでは、
辞める際に多額の違約金を要求されるというケースも散見します。

しかも、ブラックバイトには、
激務・薄給・長時間労働のわりにビジネススキルが身につかない
という、「次の仕事に結びつかない」という特徴があります。

要するに「使い捨て」です。

ブラックバイトにつかまってしまう前に、
アルバイト選びは慎重に行いましょう。

場合によっては、弁護士やユニオンに相談するのも手です。

 

 

|「ホワイトバイト」ってどこを探せば良いの?

「ブラックバイト」が問題だらけなのはわかったけど、
「ホワイトバイト」との区別がつかない・・・

そう思われるのは仕方のないことだと思います。

実際、ブラック企業は、
ハローワークの求人票なんかでも嘘八百並べます。

※参考:ブラック企業を見分けるポイント

 

ここで、私にひとつ提案させてください。

 

類型的にブラックが少ない職種である、
法律事務所でのアルバイトはいかがでしょうか?

 

法律事務所はパワハラもセクハラも少ないです。

※参考:法律事務所にはセクハラが少ない!

 

また、間違えてブラック事務所に入ってしまった場合も、
スキルアップが図れる結果、何度だってやりなおせます

※参考:アラサー事務職OLの転職に強い資格!

 

さらに、法律事務職員はアルバイトから
正社員になれる可能性も高いです。

※参考:パラリーガルのアルバイト・派遣・正社員を使い分けよう!

 

もし「絶対にこれがやりたい!」というアルバイトがないのであれば、
法律事務所でのアルバイトという選択肢もお考えください。

 

どうせ働くなら、少しでも環境のよい場所を選び、
気持ちよくアルバイトをしましょう 。

皆さまには「選ぶ自由」があるということをどうかお忘れずに!

 

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