パラリーガル心理士とは|法律事務の専門スキルと 心理カウンセリングのスキル
パラリーガル心理士とは
パラリーガル心理士とは、法律事務の専門スキルに加え、心理学とカウンセリングの知識を有した専門アシスタントです。法律相談に来られた精神的に不安定な依頼者に対して、寄り添いサポートすることができます。
本記事では、10年以上パラリーガルを専門にキャリア支援してきた『AG法律アカデミー』が、
を解説します。今の仕事に飽き足らない方、今後スキルアップしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
こんなことで悩んでいませんか?
就職で有利になる資格がないから自信が持てない
ネガティブ思考で落ち込みやすい
何気ない一言で依頼者を怒らせてしまう
依頼者に対して、どのような接し方が良いのか分からない
弁護士や同僚との人間関係に悩み辛い
パラリーガル心理士資格を取得する5つのメリット
付加価値が高く、転職に強い
法律事務の専門スキルに加え、心理カウンセリングのスキルを合わせ持つことで、高いレベルにおいて弁護士と依頼者双方のサポートができます。一般的な法律事務職員よりも必要とされる人材です。精神的に不安定な状態で来られる依頼者に対して、冷静に対応をすることができる
精神疾患や症状の基礎知識など、心理学に裏付けされたカウンセリングの知識と技術を学べます。法律相談に来られた依頼者と適切な距離を保ち、サポートできます。感情をコントロールできるようになる
自己理解を深めることによって自分の思考パターンを知り、悩みや不安との付き合い方を身に付けられます。人間関係を客観視できるようになる
対人関係の特性を理解し、相手の話を聞くスキルを学ぶことで、弁護士やスタッフと良好な人間関係を築けるようになる他、自分の家族や友人、職場以外の人間関係においても上手に相談を聞けるようになる。カウンセラーとして独立することも可能
パラリーガル心理士資格の講座で学んだカウンセリングの知識とスキルを基礎に、更に知識と技術を身に付けていくことで、将来的にはカウンセラーを仕事にすることもできます。なぜ法律事務所で心理学が必要とされるのか
【 現代における法律事務所の課題 】
法律事務所に来る依頼者は、法律トラブルに巻き込まれ、大きなストレスや不安を抱えています。また、それらは複雑に絡み合っています。弁護士は法的に問題を解決するプロですが、心理学の専門家ではありません。したがって、日々多忙な弁護士は、怒りや悲しみを訴える依頼者に対して、
「それは法的にはどうすることもできない」
「こちらが聞いた質問にだけ答えて欲しい」
といった対応をとってしまうことも少なくありません。すると、依頼者は弁護士に対して不信感を抱いてしまいます。
依頼者の法的な問題解決ために一生懸命力を尽くそうとする弁護士と、ストレスや不安を抱えている依頼者との間で、誤解やボタンの掛け違いが起きてしまいます。
【 今の時代に弁護士が求めるパラリーガルとは 】
看護師が医療知識を持ち、患者の心にも寄り添いながら医師をサポートするのと同じように、様々な法律事務の処理ができることに加え、依頼者の精神的な支えにもなれるパラリーガルは、弁護士にとって大変かけがえのない存在です。高い法律事務スキルを持ちながら、依頼者の心のケアもできるパラリーガル
依頼者の心理的症状や精神状態によって、適切な対応ができることで依頼者との不要なトラブルを回避できるパラリーガル
自分の感情をコントロールし、常に安定した精神状態で弁護士やスタッフと良好な人間関係を築けるパラリーガル
これによって、弁護士は、法律の専門家として本来の弁護士業務に集中でき、依頼者も本当の意味での満足感を得ることができます。
資格認定機関
(一社)日本リーガルアシスタント協会が実施する、パラリーガル心理士資格認定試験に合格することで、パラリーガル心理士の資格が付与されます。日本リーガルアシスタント協会の詳細はこちら>>
受験要件
※以下2つを満たしていることが必要です。1. パラリーガル心理士資格認定講座を修了していること。
2. 法律事務所での実務経験が2年以上あること、又は (一社)日本リーガルアシスタント協会が認定する以下のいずれかのパラリーガル資格を有していること。
エレメンタリー・パラリーガル
インターメディエイト・パラリーガル
アドバンスド・パラリーガル