未経験から事務職になるには?転職で目指しやすい事務職の種類とおすすめの専門職

「事務職は簡単」という一般的なイメージは実は誤解です。

企業が求めているのは、言われたことをこなすだけでなく、仕事の効率アップに貢献できる高いスキルを持った人材です。

だからこそ、未経験からの転職を成功させるには、「どんな事務職でもいい」というあいまいな考えを捨て、「この会社にずっといてほしい」と思われる専門家になる、というはっきりとした目標と戦略が欠かせません。

では「専門的な事務職とは何か?」という話しになりますが、代表的なのは『経理』や『総務』になります。また、弁護士と一緒に仕事をするパラリーガルも高度な専門職で知られており、実は未経験からでもなることができます。

本記事では、未経験から事務職に転職するためのポイントを体系的に解説するとともに、「この会社にずっといてほしい」と思われる事務職になるために何をすべきかをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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そもそも一般事務職への転職が難しい理由

事務職への転職を考えるなら、まずは、その市場が今どうなっているのか、リアルな現状を知ることから始めましょう。「働きやすそう」というイメージとは少し違い、未経験者にとっては厳しい現実もあります。

未経験から事務職への転職が「難しい」と言われるのは、就きたい人は多いのに求人の数が限られているため、とても競争の激しい市場になっているということがあります。

事務職転職のリアルな競争率

その厳しさを数字で見てみましょう。仕事を探している人1人あたり、全職種の平均では1.23件の求人がありますが、事務職はわずか0.37件。つまり、100人が事務職を探していても、求人は37件しかなく、半分以上の人が仕事を見つけられない計算になります。

参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001199181.pdf

この厳しい競争が生まれるのには、

事務職は人気が高い
・辞める人が少ない
・正社員の求人が減少傾向
・「すぐに活躍できる人」が求められる など

企業は、新入社員の教育にかかるコストや時間をできるだけ減らしたいと考えています。そのため、入社後すぐに仕事ができる「即戦力」を求める傾向が非常に強いのです。

業務の自動化(AI・RPA)による求人数の減少

近年、テクノロジーの進化により、これまで事務職が担ってきた定型業務の多くが自動化されつつあります。

例えば、データ入力や伝票処理、請求書発行といった単純作業は、AIやRPA(Robotic Process Automation)ツールが得意とする領域です。

企業はコスト削減と生産性向上の観点からこれらのツール導入を積極的に進めており、結果として、単純作業を主とする事務職の求人自体が減少傾向にあります。

人にしかできない付加価値の高い業務を担えるスキルがなければ、そもそも働くポジションを見つけることが難しくなっています。

事務職も実務経験者が優遇される

「未経験者歓迎」と記載されている求人であっても、実際には経験者が応募してきた場合、そちらが優先されるのが実情です。企業としては、研修にかかるコストや時間をできるだけ削減し、即戦力としてすぐに業務に貢献してくれる人材を求める傾向が強いためです。

特に、同じ業界での事務経験や、企業が使用している特定の会計ソフト・業務システムの使用経験がある応募者は、非常に有利になります。

未経験者は、経験者と同じ土俵で比較されることを覚悟し、ポテンシャルや学習意欲を強くアピールする必要があります。

アピールできる専門性の見つけにくさ

営業職の売上実績や、専門職の技術スキルとは異なり、事務職の業務成果は具体的な数値で示しにくいという特徴があります。「縁の下の力持ち」として部署をサポートする役割が中心となるため、自身の貢献度を客観的にアピールするのが難しいのです。

「業務フローを改善して時間短縮を実現した」といった経験があっても、それが企業の利益にどう繋がったのかを論理的に説明できなければ、採用担当者には響きません。

自身の経験を棚卸しし、それを企業の求めるスキルや人物像と結びつけて言語化する能力が求められます。

求められるスキルの多様化・高度化

かつては基本的なPCスキル(Word、Excel)があれば事務職として通用しましたが、現在求められるスキルは格段に多様化・高度化しています。

Excelであれば、VLOOKUP関数やピボットテーブルを使いこなすデータ集計・分析能力が求められることもあります。

また、

  • PowerPointでの見やすい資料作成能力
  • 社内外との円滑なコミュニケーション能力や調整力
  • さらにはクラウドツールの活用経験や情報セキュリティに関する知識など

+αのスキルを持つ人材が評価される時代になっています。

一般事務職の主な役割と仕事内容

「事務職」と一言で言っても、その仕事内容はさまざまです。自分に合った分野を見つけるためにも、まずは代表的な事務職の種類とそれぞれの役割を知っておきましょう。

職種 主な業務内容 求められる主要スキル キャリアの方向性
一般事務 書類作成、データ入力、電話・来客対応、備品管理など、部署横断的なサポート業務全般   基本的なPCスキル、コミュニケーション能力、正確性、柔軟な対応力 幅広い業務経験を積めるが、専門性は身につきにくい。他事務職へのステップとなることも。
営業事務 見積書・請求書作成、顧客・案件管理、受発注・在庫管理、営業資料作成など、営業部門の支援   PCスキルに加え、高いコミュニケーション能力、調整力、主体的なサポート力 営業部門の中核サポートとして経験を積む。業界知識が深まり、営業企画などへの道も。
経理事務 伝票処理、入出金管理、経費精算、月次・年次決算補助など、企業の財務に関する業務   高い正確性、几帳面さ、スケジュール管理能力、簿記などの専門知識 経理のプロフェッショナルとして専門性を高める。財務や経営企画へのキャリアパスも。
人事・
労務事務
採用補助、入退社手続き、勤怠管理、給与計算、社会保険手続きなど、従業員に関する業務   守秘義務の意識、正確性、コミュニケーション能力、労働関連法規の知識 人事・労務のスペシャリストを目指す。採用、教育、制度設計など専門分野を深める。

一般事務

最も幅広い仕事を担当する職種です。書類の作成・管理、データ入力、ファイリングから、電話・来客対応、備品の管理まで、オフィスが円滑に回るためのあらゆるサポート業務を行います。

特定の部署だけでなく、会社全体の「縁の下の力持ち」として活躍しますが、誰にでもできそうに見える分、最も競争が激しい分野でもあります。

営業事務

営業部門のサポートに特化した専門職です。見積書や請求書の作成、顧客情報の管理、商品の受発注や在庫の管理、営業用の資料作成などを通じて、営業担当者がスムーズに仕事を進められるよう支えます。

お客様と直接やり取りする機会も多いので、高いコミュニケーション能力が求められます。

経理事務

会社のお金に関わる仕事を専門に扱う職種です。日々の入出金管理、伝票の処理、経費の精算から、月ごと・年ごとの決算業務の手伝いまでを担当します。

数字の正確さが絶対に求められるため、几帳面さや責任感の強さが不可欠で、簿記などの専門知識があると有利です。

人事・労務事務

会社の「人」に関する仕事をサポートします。採用活動の手伝い、従業員の入社・退社手続き、社会保険関連の手続き、勤怠管理や給与計算などが主な仕事です。

個人情報を扱うため、秘密を守る高い意識が求められ、労働に関する法律の知識も必要になります。

その他の専門事務

上記以外にも、法律の知識が求められる法務事務、語学力や貿易の知識が必要な貿易事務 、医療制度の知識が必要な医療事務など、特定の分野に特化した事務職もたくさんあります。

未経験から一般事務を目指す際に企業が求める7つの人物像

円滑なコミュニケーションが取れる人

事務職は、社内の様々な部署の社員はもちろん、社外のお客様や取引先とも関わる「会社の窓口」的な役割を担います。

そのため、相手の立場や状況を理解し、丁寧で分かりやすい言葉遣いができるコミュニケーション能力は不可欠です。電話応対、来客応待、メール対応など、あらゆる場面で会社の印象を左右します。

また、他部署からの依頼内容を正確にヒアリングしたり、業務の連携をスムーズに進めたりする上でも、この能力は非常に重要視されます。

単に話がうまいということではなく、相手の話をきちんと聞き、意図を汲み取る傾聴力も求められます。

基本的なPCスキルと学習意欲がある人

現代の事務職において、パソコンスキルは業務の土台となります。

特に、Wordでのビジネス文書作成、Excelでのデータ入力や表作成、簡単な関数(SUMやAVERAGEなど)の知識は最低限求められます。未経験者であれば、入社後に学ぶことも多いですが、その前提として基本的な操作に抵抗がないことが重要です。

さらに、企業独自のシステムや新しいツールを導入することも多いため、未知のことであっても積極的に学ぼうとする姿勢や学習意欲は高く評価されます。

資格(MOSなど)を取得するなど、自ら学ぶ姿勢を具体的に示すと良いでしょう。

正確かつ丁寧に仕事を進められる人

事務職が扱う書類やデータは、契約書、請求書、顧客情報など、会社の経営に関わる重要なものがほとんどです。

入力ミス一つが大きなトラブルに発展する可能性もあるため、どんな小さな作業でも、正確かつ丁寧に進めることができる真面目さが求められます。

スピードはもちろん大切ですが、それ以上に「間違いがないか」を常に意識し、ダブルチェックを怠らない慎重さが重要です。細かい作業をコツコツと続けることが苦にならず、責任感を持って業務に取り組める人は、事務職として信頼される人材となります。

主体性と気配りを持って行動できる人

指示された業務をこなすだけでなく、自ら仕事を見つけ、周りの状況を見て行動できる主体性や気配りは、未経験者であっても高く評価されるポイントです。

「誰かがやるだろう」ではなく、「何か手伝えることはないか」という視点を持ち、忙しそうな同僚をサポートしたり、部署全体の業務が円滑に進むように先回りして行動したりできる人は、チームにとって不可欠な存在となります。

例えば、共有スペースの整理整頓や、備品の在庫管理といった細やかな気配りも、職場全体の生産性向上に繋がる大切な仕事です。

誠実で責任感の強い人

事務職は、会社の経費や従業員の個人情報、取引先の機密情報など、外部に漏れてはならない重要な情報に触れる機会が多くあります。

そのため、コンプライアンス意識が高く、口が堅いことは絶対条件です。与えられた仕事は、途中で投げ出すことなく最後までやり遂げる責任感も当然求められます。

挨拶や時間厳守といった社会人としての基本的なマナーが身についており、誰に対しても誠実な態度で接することができる人は、周囲からの信頼を得やすく、安心して仕事を任せてもらえる存在になるでしょう。

事務職への転職時におすすめの資格

未経験から事務職への転職を目指すとき、「何か資格を取った方が有利なのかな?」と考える方は多いでしょう。競争率の高い事務職の選考では、スキルや知識を客観的に証明できる資格は、あなたの強力な武器になります。

資格を持っていることは、単にスキルがあることの証明だけではありません。

「目標に向かって計画的に努力できる」「仕事への意欲が高い」といったポジティブな印象を採用担当者に与え、他の応募者との差別化を図る上で非常に有効です。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOSは、WordやExcel、PowerPointといったマイクロソフト オフィス製品の操作スキルを証明する国際資格です。事務職の仕事は、そのほとんどがパソコンを使って行われるため、これらのソフトを使いこなせることは必須条件と言えます。

MOSを取得していると、「パソコンが使えます」という自己申告だけでは伝わりにくいスキルレベルを客観的に証明できます。

特に、実務経験のない未経験者にとっては、「入社後すぐに業務に対応できる即戦力」としてのアピールに繋がり、採用担当者に安心感を与えることができるでしょう。

まずは、基本的な操作スキルを証明する「一般レベル(スペシャリスト)」の取得を目指しましょう。これだけでも、多くの企業で求められるPCスキルを十分にアピールできます。

秘書検定

「秘書」という名前がついていますが、この資格で問われるのは、正しい敬語の使い方、電話応対、来客対応、ビジネス文書の作成といった、社会人としての基本的なビジネスマナーです。

事務職は、社内の様々な部署の社員と連携したり、社外のお客様や取引先と接したりする「会社の顔」としての役割も担います。そのため、秘書検定で身につく知識は、あらゆる事務職で活かすことができます。

特に転職活動においては、2級以上を取得していると、社会人としての一般常識やマナーが身についていることの有力な証明となり、採用担当者からの信頼を得やすくなります。

日商簿記検定

日商簿記検定は、企業の経理や会計に関する知識を証明する、非常に知名度の高い資格です。

この資格を持っていると、お金の流れを管理する経理事務はもちろんのこと、一般事務や営業事務においても、請求書や見積書といった書類の意味を深く理解し、会社の経営状況を数字から読み解く力をアピールできます。

未経験から挑戦する場合は、まず基本的な商業簿記の知識が身につく3級から始めるのが一般的です。

しかし、転職市場で本格的に評価され、経理職への道も視野に入れるのであれば、より実践的な知識が問われる2級の取得を目指すことを強くおすすめします。

ビジネス実務法務検定®

この検定は、ビジネスの現場で必要となる法律知識(コンプライアンス)を証明する資格です。契約書のチェックや取引上のトラブル回避など、企業活動には法律の知識が不可欠です。

この資格を持っていると、コンプライアンス意識の高さやリスク管理能力をアピールでき、特に法務部門だけでなく、総務、人事、営業といった部署でも評価される可能性があります。

転職でアピールするなら、実務レベルの知識が問われる2級以上を目指すと良いでしょう。

TOEIC® Listening & Reading Test / 貿易実務検定®

グローバル化が進む現代において、英語力は大きな武器になります。特に外資系企業や海外との取引が多い企業では、TOEICのスコアが応募の必須条件になっていることも少なくありません。

履歴書でアピールするなら最低でも600点、英語を日常的に使う職場で働きたいのであれば700点以上が目安となります。

また、輸出入に関わる業務を行う「貿易事務」を目指すのであれば、「貿易実務検定®」が役立ちます。

この資格は、貿易に関する専門用語や手続きの流れを体系的に理解していることの証明となり、未経験から貿易事務に挑戦する際の意欲と知識を示す上で非常に有効です。

ITパスポート試験

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識を証明する経済産業省認定の国家資格です。

今やどんな業界の事務職でも、ITシステムやネットワークの基本的な仕組みを理解していることは、業務効率化や情報セキュリティの観点から非常に重要視されています。

この資格を取得することで、IT技術の基礎知識だけでなく、情報漏洩を防ぐためのセキュリティ意識や、企業のコンプライアンスに関する理解があることをアピールできます。

MOSなどの実践的なPC操作スキルを証明する資格と組み合わせることで、「PC操作もでき、ITの基礎知識もある」人材として、他の応募者と大きく差をつけることができるでしょう。

事務職としてどんな会社でも活かせる5つのスキルセット

厳しい市場で勝ち抜くためには、まず、どんな事務職でも共通して求められる基本的なスキルセットを確実に身につける必要があります。

これらは社会人としての基礎体力のようなもので、経験者に負けないための最低限の準備と言えるでしょう。

基本的なPCスキル

Microsoft Office(Word, Excel, PowerPoint)をスムーズに使いこなせることは、もはや当たり前の条件です。

特にExcelでは関数を使ったデータ集計や分析、グラフ作成 、Wordではビジネス文書の作成、PowerPointでは分かりやすい資料作成のスキルが求められます。会社によってはAccessの知識が役立つこともあります。

コミュニケーション能力

事務職は、会社がスムーズに回るための「ハブ」のような役割を担います。

社内外の人との電話やメールでのやり取りにおけるビジネスマナー、上司や他の部署への正確な報告・連絡・相談、チーム内での円滑な連携など、高いコミュニケーション能力が仕事の質を大きく左右します。

これはただ丁寧なだけでなく、会社全体の生産性を上げるための大切なスキルなのです。

正確さ・スピード・管理能力

データ入力や書類作成でのたった一つのミスが、会社にとって大きな問題につながることもあります。そのため、細かい部分まで気を配れる正確さが非常に重要です。

同時に、たくさんの仕事や急な頼まれごとを、限られた時間の中で効率よくこなすためのスピードと、仕事の優先順位をつけてスケジュールを管理する能力も欠かせません。

主体性とプロ意識

言われたことを待つだけでなく、チームのために自分から動こうとする姿勢  や、周りを支える「縁の下の力持ち」としての意識  が高く評価されます。

また、来客や電話の対応では「会社の顔」となるため、身だしなみや言葉遣いといった基本的なビジネスマナーも厳しく見られます

そして、多くの応募者の中から自分を選んでもらうためには、「なぜ事務職なのか」「なぜこの会社なのか」を自分の言葉で具体的に語れる、説得力のある志望動機が不可欠です。

AIの知識

近年、AI技術の進化により、多くの企業で業務の自動化や効率化が進んでいます。そのため、事務職においてもAIの基本的な知識は、業種を問わず求められる重要なスキルとなりつつあります。

専門的な開発知識は不要ですが、ChatGPTのような生成AIを使いこなし、文章作成、情報収集、データ分析などを効率化する能力は必須と言えるでしょう

的確な指示(プロンプト)を出すスキルや、AIの得意・不得意を理解し、定型業務の自動化など業務改善に活かす視点が重要です。

AIを良きパートナーとして活用できる人材は、単純作業から解放され、より付加価値の高い業務に集中できるため、企業にとって価値の高い存在となるでしょう。

【関連記事】パラリーガルとAI活用の未来とは?AIによる業務効率化とパラリーガルの新しいキャリアの描き方

 

深く専門的な事務職キャリアを歩むための戦略

事務職への転職という目標を達成するためには、もっと広い視野でキャリアを考え、戦略的に仕事を選ぶことが大切です。

この章では、事務職のさまざまな世界を探り、なぜ「専門性」こそが未経験からのキャリアチェンジを成功に導く最も効果的な戦略なのかを考えていきます。

ライバルと差をつける戦略

これまで見てきたように、一般事務は未経験者にとって挑戦しやすそうに見えますが、同時に最も競争が激しく、単純な作業は将来的に自動化されるリスクもあります。

一方、専門事務は最初に学習や実務習得が必要ですが、長期的には確かな強みになります。

とりわけ「パラリーガル(法律事務職)」は、未経験からでも到達可能でありながら専門性が明確に評価される職種です。理由は大きく分けて次の点です。

  • 第一に、法務ニーズは企業の内部統制やコンプライアンス強化、契約業務の高度化に伴って増加しており、法律事務の需要は安定しています。
  • 第二に、文書管理、契約レビュー、調査・リサーチ、裁判書類の作成補助などの業務は専門知識と経験が求められるため、代替が効きにくく市場価値が高くなりやすい点です。
  • 第三に、パラリーガルで身につくスキル(法的思考、文書作成力、リサーチ能力、プロジェクト管理等)は企業内の他部門やリーガルテック領域でも活用でき、キャリアの横展開もしやすいという利点があります。

さらに、資格や研修ルートが充実しているため、未経験者でも計画的に能力を高めやすく、短期的な競争回避だけでなく中長期的な市場価値の向上が見込めます。

また、専門性を追求することには、こんなメリットがあります。

  1. 競争が穏やかになる:特定の知識やスキルが求められるため、応募者が絞られ、ライバルが少なくなります。
  2. 市場価値が上がる:会計や法務といった専門知識は、誰にでも代わりができるものではないため、会社にとって価値の高い人材として認められます。
  3. キャリアの道筋がはっきりする:専門分野で経験を積むことで、より高度な仕事や管理職への道が明確になります。
  4. 収入アップが期待できる:専門性が高い仕事は、一般的な仕事よりも高い給与が期待できます。

キャリアチェンジを単なる「就職活動」と考えるのではなく、「プロとしてのキャリアを築くこと」と捉え直すことが大切です。

それは、誰にでもできる仕事の激しい競争に飛び込むのではなく、少しハードルは高くても、確かな見返りが期待できる専門分野で自分のポジションを築く、という戦略的な選択をすることです。

この「専門性」という戦略を最も体現し、未経験からでも挑戦できる魅力的なキャリアこそが、次の章でご紹介する「パラリーガル」なのです。

事務の枠を超える存在:パラリーガルってどんな仕事?

パラリーガル

パラリーガルは、一般的な事務スタッフや秘書とは少し違う、法律事務の専門家です。

その仕事の本質は、弁護士の指示や監督のもとで、法律事務に関する実質的な業務を手伝うことにあります。彼らは単なるサポート役ではなく、法律サービスを提供するチームの重要な一員なのです。

パラリーガルの主な仕事には、知的好奇心をくすぐるような、さまざまな業務が含まれます。

  • 法務リサーチ:弁護士の指示を受けて、特定の案件に関係する法律や過去の裁判例(判例)を調べ、分析します。
  • 法律文書の draft(下書き)作成:契約書や訴状、準備書面、その他裁判所への提出が求められる各事件に関する書類の draft を作成します。  
  • 案件の管理:訴訟提起ために証拠の整理・準備をしたり、戸籍や不動産の登記事項証明書といった公的な書類を取り寄せたり、事件の記録を整理・管理したりと、案件をスムーズに進めるための幅広い業務を担います。
  • 依頼者や裁判所との調整:案件によっては、依頼者からのファーストヒアリングを行って事件の概要を聞き取ったり、弁護士と依頼者の打合せに同席することもあります。また、常に依頼者や裁判所と弁護士の橋渡し役として、事件処理がスムーズに進むよう対応していきます。

もちろん、特に小規模な法律事務所では、弁護士のスケジュール管理や領収書・請求書の作成、給与・社会保険手続といった秘書業務や一般事務を兼任することもあります。

これらの仕事内容が示しているのは、パラリーガルが弁護士の能力を何倍にも高める「パートナー」として機能している、ということです。

パラリーガルが時間のかかる基礎的な法律業務を担うことで、弁護士は法的なアドバイスや法廷での弁論といった、弁護士資格がなければできない中心的な仕事に集中できます。

つまり、優秀なパラリーガルは、法律事務所全体の仕事の効率とサービスの質を直接的に向上させる、なくてはならない存在なのです。  

弁護士とパラリーガルのパートナーシップ:信頼で築く協力関係

「法律事務所ってなんだか敷居が高そう」「弁護士は厳しい人ばかりかも」といった不安を感じるかもしれません。

しかし、弁護士とパラリーガルの関係は、能力と信頼、そしてお互いを尊重し合う、プロのパートナーと考えるのが一番しっくりくるでしょう。

パラリーガルは、多忙を極める弁護士にとって欠かせない「右腕」であり、「助っ人」なのです。

弁護士は常に複数の案件を抱え、時間に追われています。だからこそ、細かい部分を管理し、先を読んで準備を進め、案件がスムーズに進むようにしてくれるパラリーガルを非常に頼りにしています。簡潔で的確な報告ができる、自分から動けるパラリーガルは高く評価されます。

 

この役割は、専門スキルだけでなく、人間力も求められます。忙しい弁護士を支える「気配り」と、困難な状況にある依頼者に寄り添う「共感力」、その両方が必要とされるのです。

この関係は、キャリアを積むにつれて深まっていきます。未経験から始めたばかりの頃は、まず一般的な事務作業からスタートすることが多いかもしれません。

しかし、能力が認められ、弁護士との信頼関係が築かれるにつれて、より専門的で複雑な法律業務を任されるようになります。これは、自分の成長と貢献が、そのまま仕事の幅や知的な挑戦につながることを意味します。

単なる指示されるだけの関係から、次第に一緒に問題解決に取り組むパートナーへと変わっていきます。経験を積んだベテランのパラリーガルが、弁護士からアドバイスを求められることも少なくありません。

これは、何年経っても仕事内容が変わりにくい一般的な事務職とは大きく異なる、変化に富んだ、やりがいにあふれるキャリアパスと言えるでしょう。  

パラリーガルのやりがい:成長、責任、そして収入の可能性

パラリーガルのキャリアは、長く成長し続けられ、経済的にも安定しやすい、とても魅力的な道です。データを見ながら、その具体的な将来像を見ていきましょう。

収入の成長性

パラリーガルの年収は、経験と年齢を重ねるにつれて着実に上がっていく傾向があります。20代前半の平均年収約310万円から始まり、30代後半には約476万円、50代では580万円を超えることも珍しくありません

表:パラリーガルの年収予測(経験・地域別)

年代

全国平均年収

東京都平均年収

備考

20~24歳

310万円  

約370万円台

未経験からのスタートが主。基礎を固める時期。

25~29歳

390万円  

約420万円台

実務経験を積み、専門性が高まり始める。

30~34歳

444万円  

約440万円台

中堅として事務所の中核を担う。

35~39歳

476万円  

約500万円台

高い専門性を持ち、後輩の指導なども期待される。

40代

約400~420万円  

約530万円台

経験豊富なベテランとして高い評価を得る。

50代

約420~450万円  

約580万円台

大手事務所や専門分野ではさらに高収入も可能。

:上記の年収は目安であり、個人のスキル、事務所の規模や専門分野によって変動
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/425  

これは、スキルと経験がきちんと評価され、収入に反映される専門職であることを示しています。

職業情報提供サイト(job tag)』によれば、パラリーガルの平均年収は481万円とされ。これは一般的な事務職の平均年収を大きく上回ります。専門性が高い分、高い報酬が期待できる仕事なのです。

 

年収を左右する要因

収入は、働く場所や事務所の規模に大きく影響されます。特に東京などの大都市では平均年収が高くなる傾向があり、東京の平均は約513万円に達します。

また、「五大法律事務所」に代表されるような大規模な事務所では、経験豊富なパラリーガルが年収1,000万円を得ることも夢ではありません。

国際的な案件を扱うための英語力など、特別なスキルも年収を押し上げる大きな力になります。

多様なキャリアパス

パラリーガルのキャリアは法律事務所の中だけにとどまりません。

経験を積んだ後は、ベテランとして後輩の指導にあたったり、より良い条件や専門分野を求めて他の法律事務所へ転職したり、一般企業の法務部で活躍したり、さらにはその経験を活かして司法試験に挑戦し弁護士を目指すなど、さまざまな道が開かれています。

未経験から事務職への転職でパラリーガルをおすすめする理由

未経験から事務職を目指すなら、単なる一般事務職で終わらない、専門性と将来性にあふれた「パラリーガル」という選択肢がおすすめです。

なぜ今、パラリーガルが注目されるのか、その魅力を5つのポイントに絞って詳しく解説します。

一生モノの「専門性」が身につき、市場価値が高まるから

一般事務は人気が高く競争が激しい一方で、業務が定型的で「誰にでもできそう」と思われがちです。しかしパラリーガルは、弁護士のパートナーとして法律事務という専門分野の業務に携わります。

契約書のドラフト作成や法令・判例リサーチ、裁判所へ提出する書面の作成といった仕事は、深い知識と経験が求められるため、簡単に他の誰かに代替されることができません。経験を積めば積むほどスキルが向上し、10年、20年経っても学び続けることができる、奥の深い仕事です。

この「専門性」こそがあなた自身の市場価値となり、年齢を重ねても「あなただからお願いしたい」と頼られる存在になれます。

将来にわたって安定したキャリアを築きたいと考えるなら、専門性を磨けるパラリーガルは非常に魅力的な選択肢です。

未経験からでも、プロフェッショナルを目指せるから

「法律事務の専門家」と聞くと、法学部出身でないと難しそうだと感じるかもしれません。

しかし、パラリーガルになるために必須の国家資格はなく、法律知識が全くない状態からでも挑戦できるのが大きな魅力です。実際に、法律事務所の求人には「未経験歓迎」のものも多く 、現役で活躍するパラリーガルのほとんどが法学部出身ではなく、未経験からキャリアをスタートさせています。

大切なのは学歴や経歴よりも、「学びたい」という向上心や熱意です。また、専門スクールなどを活用すれば、法律知識ゼロからでも体系的に実務スキルを学ぶことができ、自信を持ってキャリアを始めることができます。

異業種での経験も、多様な相談者を理解する上で強みになり得ます。門戸が広く開かれているからこそ、やる気次第で誰でもプロを目指せるのです。  

3. 収入が安定しやすく、キャリアと共に「成長」するから

パラリーガルの年収は、一般的な事務職と比較して高い水準にあります。さらに魅力的なのは、経験やスキルに応じて年収が着実に上がっていく点です。

20代でキャリアをスタートし、経験を積むことで30代、40代とステップアップし、安定した収入基盤を築くことが可能です。

もちろん、勤務する法律事務所の規模や地域によって差はありますが、特に大都市圏の事務所や、英語力などの付加価値の高いスキルを持つ人材は、より高い報酬を得るチャンスがあります。

専門性が正当に評価され、それが経済的な安定と成長に直結するのは、パラリーガルという仕事の大きなメリットと言えるでしょう。  

将来の選択肢が広がる、多様な「キャリアパス」があるから

パラリーガルとして働き始めると、その先のキャリアの道筋が一つではないことに気づきます。

一つの法律事務所で経験を積み、後輩を指導するシニアパラリーガルを目指す道もあれば、より専門性を高めたり、待遇をアップさせたりするために、他の法律事務所へ転職する道も一般的です。

また、法律事務所で培った実務経験は、一般企業の法務部でも高く評価されます。さらに、法律の世界で働くうちに、より深く学びたいという意欲が湧けば、パラリーガルとして収入を得ながら司法試験に挑戦し、弁護士を目指すという壮大なキャリアチェンジも夢ではありません。

このように、将来の可能性が一つに限定されず、自分の興味や成長に合わせて多様な道を選べるのは、パラリーガルならではの魅力です。  

社会に貢献できる「やりがい」と知的な面白さがあるから

パラリーガルの仕事は、弁護士の「右腕」として、法律トラブルで困っている人々や企業の課題解決をサポートすることです。

自分の仕事が、誰かの権利を守り、安心した生活を取り戻す手助けになっているという実感は、何物にも代えがたい大きなやりがいとなります。また、法令や過去の判例を調べたり、裁判所に提出する書類を作成したりと、日々の業務は知的好奇心を大いに刺激します。

単なる作業の繰り返しではなく、弁護士とチームを組んで一つの案件を解決に導くプロセスは、大きな達成感を与えてくれます。社会に貢献しながら、自分自身も知的に成長し続けられる。

これこそが、パラリーガルという仕事の最も本質的な魅力かもしれません。

 

未経験からパラリーガルになれる!AG法律アカデミーで未経験から専門的な事務職に

これまで、未経験からの事務職転職の難しさと、専門職「パラリーガル」という戦略的な解決策をお話ししてきました。

しかし、「どうすれば未経験から専門知識を身につけられるの?」という一番の疑問が残りますよね。その疑問に最も確実に応えてくれるのが「AG法律アカデミー」です。

未経験という壁を乗り越える:AG法律アカデミーが提供する価値

AG法律アカデミーは、ただの学校ではありません。未経験者の「やってみたい」という気持ちを、法律事務所が求める「すぐに活躍できる力」に変えるための、日本で唯一「パラリーガル認定資格」が取得できる専門スクールです。

AG法律アカデミーの一番の特徴は、そのドアが未経験者に広く開かれていることです。実際に、初級コースを受ける人の約8割は、これまで法律を全く学んだことのない人たちです。カリキュラムは法律の知識がゼロであることを前提に作られており、誰もが安心して第一歩を踏み出せるように設計されています。

これは、パラリーガルという専門職への道を根本から変えるものです。これまでは、法学部を卒業しているなど、法律に関わる経歴が有利とされてきました。

しかしAG法律アカデミーは、一般企業の事務職や接客業など、全く違う分野から挑戦する人でも 、しっかりとした教育と強力な就職サポートを通じてプロへの道を切り拓くことを可能にしました。

まさに、やる気のあるすべての人にとって「キャリアを平等にするチャンス」を掴める場所です。  

現場で本当に役立つカリキュラム

AG法律アカデミーの強みは、とことん「現場で使えるスキル」にこだわったカリキュラムにあります。

単に法律を勉強するというのではなく、法律事務所の現場において、パラリーガルとしての業務を行う上で、本当に必要とされる知識とスキルを、効率よく学べるように作られています。

  • ステップアップできる学習構造:カリキュラムは「初級(エレメンタリー)」「中級(インターメディエイト)」「上級(アドバンスド)」の3段階に分かれており、自分のレベルに合わせて無理なく学習を進められます。
  • 初級コースは基礎固め:未経験者が法律事務所に入った後、初日から飛び交う専門用語や基本的な法律事務に、ストレスを感じることなくスムーズに対応できるようになることをゴールにしています。  
    • 弁護士という仕事への理解やパラリーガル倫理
    • 弁護士のスケジュール管理や事件管理の方法、郵便処理や基本的な事務書類の作成
    • 民事・刑事裁判の全体の流れを理解し、今やっている仕事がどの部分にあたるのかを把握し、業務の趣旨を理解
    • 戸籍や登記事項証明書などの公的書類の取り寄せ方
    • 依頼者や裁判所からの電話対応などを想定したロールプレイング演習
  • 中級・上級コースで専門性を深める:基礎を固めた後は、相続・離婚といった家事事件、破産手続き、企業法務、交通事故事件など、各事件ごとの法律事務をより専門的に学びます。
  • 現場のプロが直接指導:講義は、経験豊富な元パラリーガル、弁護士、税理士といった、各分野の第一線で活躍する専門家が担当します。だから、いつでも最新で実践的な知識を学ぶことができます。  

キャリアチェンジで一番の壁は、知らない分野への不安です。AG法律アカデミーのカリキュラムは、その不安を一つひとつ解消するために設計されています。

「弁護士の仕事とは何か」という基本から始まり、知識を積み重ねていくことで、初級コースを終える頃には、法律知識ゼロだった人が、裁判の流れを理解し、基本的な書類を作成し、専門用語を使って弁護士や裁判所ともコミュニケーションが取れるようになります。

これは単にスキルを身につけるだけではありません。「プロとしてやっていける」という自信を育むプロセスです。

圧倒的な成功実績:他にはない就職サポート体制

AG法律アカデミーを最も特徴づけているのは、その驚くほどの実績を誇る、手厚い就職サポート体制です。

  • 数字が語る成功率
    • 未経験者の法律事務所への就職内定率81%(2025年8月)  
    • 専門家による履歴書・職務経歴書添削後の書類通過率90%以上  
    • 応募書類添削・個別の面接対策実施後の内定率80%以上 (2025年8月) 
  • トータルサポートシステム:ただ求人を紹介するだけでなく、次のような総合的なサポートを提供します。
    • 応募書類の徹底指導:法律事務所が求めるレベルに達するように、担当講師が一人ひとりの経歴や個性を分析し、魅力を最大限に引き出す応募書類を一緒に作り上げます。
    • 実践的な面接対策:これまでの豊富なデータを基に、法律事務所の面接で実際に聞かれる質問を想定したロールプレイング形式の指導を、受講期間中は何度でも無料で行います。
    • 講師による直接推薦:受講生の能力や人柄をよく知る担当講師が、法律事務所の採用担当者と直接連絡を取り、その受講生の強みをアピールして推薦します。この強力な推薦は、他の応募者にはない絶大なアドバンテージになります。
      ※求人者・求職者の双方の条件により、ご紹介できない場合もあります
    • 就職後も続くフォロー:事務所に入った後もキャリアに関する相談ができ、長期的なキャリア作りをサポートしてくれます。

この手厚いサポート体制と高い成功率は、AG法律アカデミーが単なる「学校」ではなく、法律事務所と求職者を繋ぐ専門性の高い「キャリアの橋渡し役」として機能していることを示しています。

AG法律アカデミーが「質の高い、即戦力となる人材を育成しているスクール」であると評価している法律事務所も多いです。 

表:AG法律アカデミー プログラム概要

コースレベル 資格名 到達目標 対象者
初級 エレメンタリー・
パラリーガル
基本的な法律用語と裁判手続の流れを理解し、日常業務をそつなくこなし、基本的な法律事務を処理できる。 法律事務未経験者、法律初学者
中級 インターメディエイト・
パラリーガル
新人指導ができるレベルで、離婚や相続、成年後見といった家事事件や破産事件に関する事務処理ができる。 初級修了者、実務経験2年以上の方
上級 アドバンスド・
パラリーガル
民法や会社法の基礎知識を備え、個人再生や交通事故、民事執行・保全などの事件に関する法律事務を処理できる。   中級修了者、高度な専門知識を目指す方

成功者たちの声:修了生と採用担当者が語る本当の価値

AG法律アカデミーの価値を何よりも力強く物語っているのは、実際にこのプログラムを通じて人生を変えた修了生と、その成長を目の当たりにした採用担当者の声です。

  • 修了生の声
    • 「40代未経験の私ですがパラリーガルになれました!法律を全く学んだことのない私でも、講義はすんなり理解できました」  
    • 「年齢や転職回数の多さなどのマイナス要素を乗り越え、希望する法律事務所に就職できました。資格を取得したことが高く評価されました」  
    • 「面接対策の内容が本番の面接で全て聞かれ、なんと面接当日に内定が出ました。AGの就職対策はすごいです!」  
  • 採用担当の弁護士の声
    • 「今回AGから紹介を受けて採用したのは未経験者ですが、実務の基礎がかなりできていたので、非常に吸収が速いです。優秀な事務職員を採用することの重要さを改めて感じました」  
    • 「これまでAGを通して3名採用しているが、皆向上心が高く、能力が非常に高い。内2名は、現在チームリーダーとして他の事務職員をまとめてくれている」  

採用担当者の声は、重要な事実を教えてくれます。応募者が殺到する中で、法律事務所は本当にやる気と能力のある人材を見つけるのに苦労しています。

その点、「AG法律アカデミーの認定資格」は、その人が単なる興味本位ではなく、貴重な時間と費用を自分に投資して実務の基礎知識を身につけ、この仕事に真剣に取り組む姿勢を持っていることを証明してくれます。

この「質の証明」が、未経験者には本来閉ざされていることが多い、「専門職への扉」を開く鍵となるのです。

まずは無料受講相談から!

専門的で、やりがいに満ちたキャリアは、決して遠い夢ではありません。それは、今日踏み出す小さな一歩から始まります。

もし、この記事を読んでパラリーガルという未来に少しでも心が動いたなら、次にやるべきことはシンプルです。

AG法律アカデミーの公式ウェブサイト(paralegal.co.jp)にアクセスして、以下のどちらかのアクションを起こしてみてください。どちらも無料です。

  1. 資料請求をする:まずは自分のペースで、プログラムの詳細をじっくりと見てみましょう。
  2. 個別受講相談を予約する:専門のアドバイザーと直接話して、個別の疑問や不安を解消する絶好のチャンスです。オンラインや電話の他、LINEでも相談もできます。

この小さな行動が、あなたを漠然とした不安を抱える求職者から、社会に貢献し、尊敬される法律事務のスペシャリストに変える、大きなターニングポイントの始まりになるかもしれません。あなたの挑戦を心から応援しています。

まとめ

未経験から事務職への転職。それは、ただ椅子に座る仕事を探すのではなく、あなたの未来を戦略的に描くための大切な一歩です。

競争の激しい一般事務を目指す道もありますが、一生モノの専門性を武器に「あなただから、お願いしたい」と頼られる存在になる道もあります。

その最も魅力的な選択肢が、法律事務のスペシャリストである「パラリーガル」です。

社会に貢献する大きなやりがいを感じながら、安定したキャリアと収入をその手に。

MOSや簿記などの資格で基礎を固め、さらに法律事務という専門知識を身につけることで、あなたの市場価値は飛躍的に高まります。「誰でもいい」から「あなたがいい」へ。その一歩が、あなたの未来を大きく変えるはずです。

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AG法律アカデミー

2010年よりパラリーガル資格やパラリーガル実務に関することの他,法律事務所への就職情報などを配信しているパラリーガル(法律事務)専門のWebメディア。 パラリーガル育成の専門スクールが,信頼性と質の高い情報をお届けします。