事務職のやりがいはどこにある?やりがいや魅力・やりがいが感じられない時の対処法まで

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事務職として働いているけれど、やりがいを感じられず毎日がつまらない…

こんな悩みを抱えている方は珍しくないようです。現状を変えるために転職を考えることもあるかもしれませんが、その前に事務職のやりがいについて知っておくことが大切です。

事務職はその人気の高さが証明するように、長く働きやすい魅力があります。

やりがいを感じられないという理由だけで簡単に転職を決めてしまうのはもったいないことです。転職をするにしても今の職場でできることはやってから、そのほうが結局は後悔のない転職につながるのではないでしょうか?

この記事では事務職のやりがいを紹介するとともに、やりがいを感じられない場合にできること、転職する場合の考え方について解説します。

 

事務職のやりがい5つ

「事務職にはやりがいがない」などと言う人がいますが、実は事務職にはやりがいを感じられる場面が多くあります。事務職はどんなときにやりがいを感じるのかを見ていきましょう。

ほかの社員をサポートできる喜びがある

事務職はひとことで言えば「ほかの社員をサポートする仕事」であり、これが大きなやりがいのひとつです。

たとえば営業がクライアントからある資料をメールで送付してほしいと頼まれたとき、外出先であればわざわざ事務所に戻って送らなければならず、営業先回りなど本来業務の時間をロスしてしまいます。

社内にいる事務職に電話を一本入れて依頼すれば、営業に専念することができ、クライアントもすぐに資料を受け取れるためスムーズです。

このように事務職はほかの社員が本来業務に専念し、安心して働けるようにサポートできる点にやりがいを感じられる職種です。

職場の人から頼りにされる存在になれる

事務職以外の職種や経営者からすると、事務職は困ったときに頼りになる存在です。

さまざまな業務を依頼されるため「これって私がやるべき仕事?」と感じることがあるかもしれませんが、相手は自分では解決できずに困って事務職に頼んでいる場合も多くあります。

○○さんに頼めば解決できる」と思ってもらえるかどうかで、事務職の評価は大きく変わります。事務職の中には「地味で目立たない」「本当に必要な職種?」などと不安に感じている人もいますが、頼りにされる事務職はその会社にいなくてはならない重要な人材だといえるでしょう。

仕事の依頼相手から感謝される機会がある

事務職として働いている中で他部署の人やクライアントから感謝の言葉をかけられる機会も少なくありません。「○○さんがいてくれると助かるよ」と声をかけてもらったときは何よりやりがいを感じる場面です。

事務職は社内外の多くの人と関わる職種なので、直接的に感謝の言葉をもらいやすいという点でもやりがいを感じやすいでしょう。

自分の工夫で業務の効率化を上げられる

事務職は契約件数や売上件数のように数字による成果を出すのは難しいですが、業務の効率化という点では目に見えた結果を出せる仕事です。

たとえば同じ量の事務作業があっても、ショートカットキーやエクセルの関数などを駆使して業務にかかる時間を軽減できたときにやりがいを感じる事務職は多くいます。

 

事務職の3つの魅力|やりがい以外にも仕事上でプラスになること

事務職に興味がある方がやりがいと共に知りたいのは事務職として働く魅力ではないでしょうか?やりがい以外の部分でも事務職には多数の魅力があります。

ワークライフバランスを保ちやすい

事務職の種類や所属する会社にもよりますが、事務職はほかの職種と比べるとワークライフバランスを保ちやすい職種と言われます。残業が少ない会社が珍しくないこと、週休2日の会社が多いことなどが理由です。

仕事を早めに終わらせて家族や友人と過ごしたり、趣味に時間を費やしたりできる余裕があることは、精神的な安定にもつながります。

ノルマなどのストレスがなく心を穏やかに保ちやすい

ほかの職種に目を向けてみると、営業職なら契約件数、販売職なら売上件数のノルマなどがあります。ノルマがモチベーションになる場合もありますが、プレッシャーに感じて胃がキリキリと痛むといった悩みを抱えている方は少なくありません。

また、これらの職種は顧客と直接関わる仕事であるため、いつでも気持ちを張り詰めている必要があり、ストレスがたまりやすい方も多いようです。

電話対応や来客対応などで顧客と関わる機会はありますが、密接なやり取りをするケースは少ないため、顧客対応で日常的にストレスを感じることも多くありません。現場の最前線に立つ職種と比べれば、心を穏やかに保ちやすい職種だといえます。

どの業界でも通用する汎用的なスキルが身につく

事務職の経験を通して必ず身につくのは、パソコンスキルやコミュニケーションスキル、ビジネスマナーなどです。これはどの業界の事務職であっても、また職種を超えて求められる汎用性の高いスキルであり、今後のキャリアアップや転職にも活かすことができます。

 

やりがいが感じられず悩む事務職の理由と特徴5つ

やりがいを感じながら業務に取り組む事務職がいる一方で、やりがいを感じられずに悩んでいる事務職もいます。やりがいを感じられない方の理由を見ていきましょう。

ルーティンワークが多い

事務職は日、月、年ごとに定型化された業務が多い仕事です。そのため一度覚えてしまうと同じことの繰り返しのような気がしてしまい、やりがいを感じられない方が多くいます。「変化がない」「刺激が少ない」といった不満を持っている方も少なくありません。

会社の利益に直接貢献できない

事務職はほかの社員のサポートを通じて企業活動を支える職種なので、自社の利益に直接貢献することは難しくなります。そのため自分の必要性に疑問を感じてしまい、やりがいにつながらないケースが往々にしてあります。

分かりやすい評価の対象にならない

事務職は「売上が伸びた」「契約件数が増えた」のように、目に見えた成果が出にくい職種です。ミスがなくて当たり前、ミスがあればマイナス評価という考えになるため、努力してもプラスの評価を受けにくいといえます。

自分が会社に貢献しているのかどうか自信をなくしてしまい、やりがいを感じられない方が多いようです。

給与が上がりにくい

分かりやすい評価ができない分、給与も上がりにくいのが事務職です。間接部門である事務職はもともと給与が低めに設定されていますが、経験を積んでも上がりにくい傾向にあります。

経験年数に応じて業務の幅が広がるのに給与に反映されないことは、やりがいを感じられない要因になるでしょう。

会社によっては仕事が少ない

業務量や会社によって大きく異なりますが、事務職として働く方の中には「仕事が少ない」「暇すぎて苦痛」などと感じている方もいます。そのような環境ではやりがいを感じられないのは無理もありません。

 

事務職がやりがいを感じられないと思ったらどうするべき?

やりがいを感じられず、事務職からの転職を考える方もいるでしょう。

しかし転職する前に知っておきたいのは、自分の気持ち次第でいつでもやりがいを感じられるということです。このことを理解しないまま別の職種に転職しても、仕事に慣れてきたタイミングで再度やりがいを感じられないと悩むことになってしまいます。

今あるスキルをとことん磨いて事務職のスペシャリストを目指す

目標を設定して日々を過ごすことで張り合いが生まれ、やりがいを感じやすくなります。せっかく事務職として経験を積んできたのですから、この際、徹底的にスキルを磨いてみてはいかがでしょうか?

事務職のスペシャリストになれば周囲からも頼りにされ、任される業務も増えるなどして、やりがいを感じやすくなるでしょう。

たとえばパソコンスキルですが、MOSの取得を視野に勉強を始める方法があります。

MOSとはエクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス製品を利用できるスキルを証明できる資格です。取得すると業務の生産性が向上し、周囲からも一目置かれる存在になるため、同じことの連続だと感じていた日常業務が違うものに見えるかもしれません。

周囲のサポートを積極的に申し出る

周囲のサポートを申し出てみましょう。自分では「仕事が少なくてやりがいを感じられない」と思っても、周囲に目を向けてみると忙しそうにバタバタしている人や毎日残業している人がいるかもしれません。

まずは同じ部署の人に「何かお手伝いできることはありませんか?」とこちらから積極的に聞いてみることが大切です。

事務職の中でも専門性が高い職種へのキャリアチェンジを考える

同じ事務職というくくりでも、より専門性が高い職種にキャリアチェンジすることで、やりがいを感じられる場合があります。以下に専門性が高い事務職の種類を挙げますので興味がある事務職がないか探してみましょう。

経理事務

経費精算や売掛金・買掛金の管理、決算処理などを行う経理事務は簿記や会計の知識が問われる専門性の高い事務職です。継続した勉強が必要ですが、業界を問わずニーズがあり、給与相場も事務職の中では高めです。挑戦する価値が高い職種といえるでしょう。

人事・労務事務

採用や研修、入社・退社の手続きや給与計算などを行う人事・労務事務も、専門的な知識が問われやすい職種です。労働基準法や社会保険関連の法律に関する実務が多いため、法律に興味がある方に向いています。

貿易事務

輸出入に関する書類作成や通関の手配、商品の納入管理などを行う事務職です。ほかの事務職と比べて特殊性が高く、専門的な知識がないと難しいためやりがいは大きいでしょう。語学力を活かすこともできます。

金融事務

銀行や証券会社、保険会社などに所属し、手続きや書類作成などを行う事務職です。たとえば銀行では振込み手続きや窓口業務、証券会社では証券口座の管理やアナリストレポートの作成補助といった業務があります。業界特有の手続きが多く継続した勉強が必要なのでやりがいは大きいでしょう。

パラリーガル(法律事務職員)

法律事務所に所属し、弁護士の監督のもとで弁護士業務の補助をするのがパラリーガルです。判例の調査や各種書面の起案、弁護士との打ち合わせ前のヒアリングなどを行います。資格は不要ですが、幅広い法律の知識や事務手続きの知識が問われるためやりがいを感じやすい職種です。

 

転職する

事務職の中でのキャリアチェンジは、勤務先で異動が可能であれば異動もひとつの選択肢です。異動が難しいようなら転職も視野に入れましょう。

幅広い業務を担当したいなら中小企業へ

業務の幅が広がることでやりがいを感じやすい方は、中小企業への転職が向いています。中小企業では一人で何役もの業務を任されるケースが多いため幅広い業務を経験できるでしょう。

多くの社員をサポートしたいなら大企業へ

大企業は分業化されているため幅広い業務は経験できませんが、社員数や部署の数が多いため、多数の社員をサポートできるという意味ではやりがいを感じやすいでしょう。昇給があるので給与も上がりやすく、モチベーションを維持できるのも大企業の魅力です。

社会貢献を感じやすい業界へ転職するのも方法

職種はそのままで社会貢献を感じやすい業界へ転職するのも、やりがいを感じるためのひとつの方法です。

たとえば医療や介護は社会的に特に必要とされる業種です。現場で専門職の方が働いている姿を目の当たりにするため、その人たちを支えたいという気持ちが強くなり、事務職としてのやりがいにつながりやすいでしょう。

 

まとめ

事務職は派手さこそない職種ですが、ほかの社員の活躍を縁の下で支える、なくてはならない存在です。やりがいは気持ち次第でいくらでも感じることができるため、まずは今の環境でスキルアップを目標に日々の業務に取り組んでみてはいかがでしょうか

スキルを磨いていくうちに専門性の高い職種へのキャリアチェンジも見えてくるため、その段階で転職を考えても遅くはありません。

もちろん、すでに現職での努力を尽くしたという方は前向きな気持ちで転職活動を開始しましょう。

 

 


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