「HERO」で元SMAPの木村拓哉さん演じた「検察官」ってどんな人?
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事務職はどれ?

「検察官」ってどんな人?
有名な法廷ドラマのひとつである「HERO」
一見チャラ男だけれども正義感が強く、破天荒で型破りな検察官を木村拓哉さんが演じました。
この「検察官」というお仕事、皆さまはどんなお仕事かご存知でしょうか?
今回は「検察官」についてお話していこうと思います。

そもそも検察官って何だろう?
一般的に、検事(検事総長、次長検事、検事長、検事)と副検事
をあわせて「検察官」と呼びます。
「検事」は、司法試験に合格し、司法研修所による修習を修了した者から採用されます。
「副検事」は、検察事務官などの公務員として一定期間勤務した後、法務省の審査会の選考に合格し、任命される必要があります。
検察官って何をするの?
検察官は、刑事事件について二次的に捜査をし、起訴・不起訴の処分を行い、当事者として訴訟を追行し、裁判の執行を指揮監督するなどの権限が与えられているほか、民事事件についても、公益の代表者として、数多くの権限が与えられています。
検察官と警察官は何が違うの?
一般に、犯罪が発生した場合、まずはじめに警察官が捜査を行って、被疑者を逮捕して取調べをしたり、証拠を収集したりします。
※参考:パラリーガルなら知っておきたい「被疑者」「被告人」「容疑者」の違い
そして警察は、被疑者を逮捕したときには、逮捕の時から48時間以内に、被疑者を、事件に関する記録とともに検察官に送致する必要があります。
検察官は、警察から送致された事件につき、自ら必要な取調べを行ったり、警察官に補充捜査を行わせたりします。
そのうえで、検察官は、送致された事件につき、「この被疑者が本当に特定の罪を犯しているか」「有罪にできるだけの証拠があるか」などをしっかりと検討し、さまざまな要素を勘案して、裁判所に公訴を提起するかしないかの処分をします。
つまり、警察官は、主に一次的に捜査を行うのに対して、検察官は、二次的に捜査を行い、被疑者を起訴するかどうか決定します。
また、被疑者を起訴した際に、公判で立証活動を行うなどして、公判を維持するのも検察官の重要な役割といえます。
検察の意外な一面!?
実は、検察官がお仕事をする検察庁にも「ゆるキャラ」があるのをご存知でしょうか。
検察官と言えばお堅いイメージがあると思いますが、こんなお茶目な一面もあるんですよ!
【例】
東京地方検察庁イメージキャラクター
江戸っ子 検ちゃん & 江戸っ子 かすみちゃん
※参考:検察庁HP「検察広報キャラクター紹介」(令和7年1月4日現在)
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