仕事でミスをしてしまった!そんなときどうする!?
法律事務は、法律や裁判所によって定められた厳格なルールを
しっかりと守って行う必要があります。
Faxや書類ひとつとっても、通常の会社の場合とは
異なるルールに従わなくてはならないことが多く、
それだけミスが起こりやすいともいえます。
ミスをしてしまった場合、
「無かったことにしたい。何とかできないだろうか?」
と誰しもが一瞬頭によぎってしまうことと思います。
特に小さなミスだった場合は
「この程度なら自分で挽回できるはず?!」
と挽回するための行動が先立ってしまうことも少なくないでしょう。
特にベテランのパラリーガルになってからのミスだと、
経験値の高さゆえに「自分でなんとかできる!」と
過信し、自分一人で抱え込んでしまうことも。
しかし、古来より猿も木から落ちるといわれるように、
ミスはどんなにベテランであっても避けることはできません。
どんなに精鋭メンバーを集めても、
ダム工事で必ず犠牲者が出てしまうことと同じです。
ミスは必ず起きます。
そして、少なくとも、たった一回のミスで
クビになることはほとんどありえません。
ミスしてしまった場合は、まずは落ち着いて、
そのことを思い出してください。
では、ミスをしてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。
まずは弁護士の先生や先輩にしっかりと報告してください。
特に、弁護士の先生への報告は必要不可欠です。
なぜなら、パラリーガルのミスについて、
究極的に責任をとらなくてはならないのは、
他でもない弁護士の先生だからです。
また、クライアントは、
弁護士の先生を頼って相談にいらしています。
どんなに小さなミスあっても、
また、たとえ仮にパラリーガルが誠心誠意お詫びをしたとしても、
弁護士の先生がその事実を把握していないと、
クライアントと弁護士の先生の信頼関係は破壊されてしまいます。
クライアントに、
「弁護士は職員の管理をしっかりしていないのか?」
という不信感を抱かせてしまいます。
重要なのは、そのミスが大きいか小さいかではなく、
弁護士の先生がしっかりと事態を把握しているかということです。
クライアントと弁護士の関係が、
お互いへの信頼関係によって構築されている以上、
信頼関係が破壊されることは致命的です。
従って、まずはしっかりと現状を弁護士に報告しましょう。
なお、報告する際には、
ミスをしてしまった原因を自分なりに確認しておきましょう。
※参考:ビジネスマナーの基本【ホウレンソウの意味・注意すべきこと】
ミスをしてしまっても、慌てずに落ち着いて、
しっかりと対処できるパラリーガルになりましょうね。
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