【足の臭い対策】爽やかに夏を迎えよう
足の臭い対策をして、爽やかに夏を迎えよう!
以前、パラリーガルのための身だしなみチェックポイント(男性編)というコラムの中でも「足がくさくないか」というのをひとつのチェック項目として載せました。
「かといってどうすればいいんだ!!!」と思う方のために、今回は「足の臭い」について比較的簡単でお金のかからない対策法を紹介したいと思います。
|足の臭いの原因は「イソ吉草酸」
花王の研究結果によると、足の臭いの原因は、「イソ吉草酸(いそきっそうさん)」という物質とのこと。
密閉された靴の中で足から出る汗や油などの分泌物を皮膚常在菌が分解して、「イソ吉草酸」が作られます。イソ吉草酸が発生すると、納豆のような臭いになるようです。
思い当たる節は・・・ありませんか?
|イソ吉草酸をやっつけろ!
それでは、具体的な対策法を一緒に見て参りましょう。
解消法その1:重曹水に足を浸ける
洗面器にお湯と大さじ2~3杯程度の重曹を入れて足を浸けると、弱アルカリ性の重曹が、酸性のイソ吉草酸を中和して、足の臭いを解消してくれるようです。なお、この重曹水に小さじ1杯のクエン酸を加えると、より強力に足の臭いがとれるとのこと。毎日継続して重曹水で足湯をすると、徐々に臭いが解消するようです。
解消法その2:風呂上がりにみょうばん水を塗る
お風呂上がりの清潔な足に10倍に薄めたみょうばん水を塗ると、みょうばんの殺菌作用により、足の臭いを解消できるようです。なお、みょうばんは水に溶けにくい物質なので、前日にペットボトルに入れて振っておくと、翌日にはしっかり溶けてみょうばん水ができるようです。
|病気の疑いも?
足の臭いは、体からのSOS信号である場合もあります。たとえば、足の臭いから考えられる疾患としては、「水虫」「多汗症」「内臓疾患」「糖尿病」などが挙げられます。
下記に思い当たるものがあったり、あまりにも臭いが酷かったりというときは一度お医者さんに相談してみましょう。
- 水虫:水虫の原因である白癬菌自体は、臭いの原因ではありません。しかし、白癬菌は、高温・多湿を好みます。足の臭いが強い方は、水虫を発症している可能性があります。水虫が疑われる場合は、皮膚科に相談しましょう。
- 多汗症:足の裏の多汗症を特に「足蹠多汗症(そくしょたかんしょう)」と言います。汗は皮膚常在菌にとっては「ごちそう」であるばかりか、汗をかくことによって高温多湿になるため、イソ吉草酸が発生しやすい環境が作られます。多汗症が疑われる場合は、皮膚科に相談しましょう。
- 内臓疾患や糖尿病:内臓疾患や糖尿病にり患することで、体の免疫力が低下します。免疫力が低下すると、皮膚常在菌が繁殖しやすくなり、イソ吉草酸が発生しやすい環境となってしまいます。内臓疾患や糖尿病が疑われる方は、一度内科や泌尿器科等で相談しましょう。
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