法律事務所では「いつもお世話になっております。」を使わない?
法律事務所においては、「いつもお世話になっております。」が電話の相手方との関係性によっては不自然になってしまうこともあります。
一般企業においては、電話の際に、
「いつもお世話になっております。○○社の××と申します。」などと「いつもお世話になっております。」という言葉が決まり文句のように頻繁に使用されていることと思います。
しかしながら、法律事務所においては、この当たり前に使われている言い回しが電話の相手方との関係性によっては不自然になってしまうことも。
例えば、事件の依頼者の相手方あるいは相手方弁護士が電話の相手であるような場合には、お世話をする・しないの関係ではありません。
むしろ、依頼者と敵対する関係ですから、このような場合に「お世話になっております。」というのは違和感を覚えます。
このような場合は、「お電話ありがとうございます。」や「お忙しいところ誠に恐縮です。」など当たり障りのない他の表現を用いることが多いです。
法律事務所では、相手との関係性によって表現や言い回しが異なってくるので、日頃より「当たり前の表現」が適切かどうか常に意識してお仕事をするように努めましょう。
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