パラリーガルなら知っておきたい「事件番号」のこと
弁護士事務所に勤務するようになると、
「事件番号」という言葉を耳にすると思います。
裁判所から電話がかかってくる際には、
「事件番号を申し上げます。平成27年(ワ)第****号~」
などと、事件番号を言われますし、
逆に裁判所に電話をする際も、
この事件番号を伝えなければなりません。
そこで、今回は、この事件番号について見て参りましょう。
|事件番号とは?
事件番号とは、それぞれの裁判(事件)に付される番号です。
弁護士が事件を受任して、裁判所に申立てをした場合に、
裁判所が事件を受け付けると、事件記録の表紙に、
事件の種類ごとに事件番号が付されます。
それぞれの事件に番号が付されることによって、
簡単に事件を特定できるようになっています。
従って、異なる事件に同一の事件番号が
付されることはありませんし、
同じ事件に異なる事件番号が
付されることもありません。
裁判所のサイトでも、事件番号によって
事件を検索することが可能です。
参考:裁判例情報(裁判所ホームページより、平成27年12月8日現在)
|事件番号はどう付されるの?
事件番号は、
受理裁判所名、受理年度(暦年)、符号・番号(毎年1号から始まる)
といった順番で付されます。
たとえば、
「東京地方裁判所 平成27年(ワ)第****号~」
という形です。
事件の符号は、約200種類ありますが、
代表的なものとしては次のようなものが挙げられます。
<簡裁民事> 少コ:少額訴訟、ロ:督促、ノ:調停
<地裁民事> ワ:通常訴訟、ヨ:保全命令、フ:破産、再:民事再生、
再ィ:小規模個人再生、ヌ:不動産執行、ル:債権執行、行ウ:行政訴訟
<高裁民事> ネ:控訴、行コ:行政控訴
<家裁> 家:家事審判、家イ:家事調停、少:少年保護
※これらの他、刑事事件や、最高裁での係属事件にも符号はあります
すべての符号の意味を覚えておく必要はありませんが、
代表的なものだけでも覚えておけば
電話対応をスムーズに行うことができるので便利ですよ!
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