パラリーガルのドラマが全てわかる!

ドラマ

今回は、パラリーガルが活躍する弁護士ドラマ(法律事務所系ドラマ)で、主なものをご紹介していきます。

また、ドラマのパラリーガルと現実のパラリーガルで、実際はどこが違うのかということについても、解説いたします。

法律事務所で弁護士をサポートするパラリーガル。

弁護士さんと一緒に、いろいろな事件を解決していくなんて、何だかちょっと楽しそうなお仕事ですよね。

今、このパラリーガルというお仕事が人気ということもあって、パラリーガルが良い味を出している法律系ドラマも沢山ありますね。

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パラリーガルが活躍するドラマ

法律事務所の仕事というと、どうしてもお堅いイメージがありますが、そこには人間味あふれる色々なドラマがあります。

それぞれに個性あるパラリーガルが、弁護士と共に次々やってくる事件に一生懸命に挑みます。

パラリーガルは弁護士と違い、国家資格も難しい法律知識も要らず、誰でもなれる仕事であることからも、ドラマの中のパラリーガルを見ていても、何となく親しみがわきます。

今回ご紹介するドラマは、どれもコメディー要素も多く、笑いあり感動ありで、楽しめる作品ばかりです。

まだ見ていない作品で、もし気になるものがあったら、ぜひ一度見てみてくださいね。

 

SUITS【日本版】(2018年/2020年)

あらすじ

アメリカの人気連続ドラマ「SUITS」が原作。

元検事で大手法律事務所に所属する敏腕弁護士の甲斐正午(織田裕二)は、企業案件を専門に扱うキレ者のエリート弁護士。

勝利のためならば、違法ギリギリの際どい手法も厭わない。

甲斐は、優秀であるが弁護士資格を有しない鈴木大貴(中島裕翔)の経歴を詐称し、自分の部下として雇用する。

二人は対立しながらも、厄介な様々な訴訟を解決していく。

 パラリーガル・聖澤真琴(新木優子)

甲斐が所属する大手法律事務所のチーフパラリーガル。

事務所でもトップクラスの調査力を持つ優秀なパラリーガルだが、極度の学歴コンプレックスがある。

また、法科大学院(ロースクール)の受験に失敗した経験から受験恐怖症にあり、高学歴の弁護士には負けたくないと意固地になるところがある。

リーガルV(2018年)

あらすじ

大手法律事務所に勤務していた弁護士の小鳥遊翔子(米倉涼子)は、ある理由から弁護士資格を剥奪されてしまう。

小島は、弁護士資格はあるが実務経験のない大学教授の京極雅彦(高橋秀樹)に京極法律事務所を開設させる。

小島は京極法律事務所の管理人という立場で、色々と問題のある人物を次々とパラリーガルとして採用し、かつて所属していた大手法律事務所と闘っていく。

パラリーガル・伊藤理恵(安達祐実)

京極法律事務所のパラリーガルで、ハイスペックの元銀行員。

銀行員時代、惚れた男のために1億円を横領して実刑判決を受け、3年間服役していた過去がある。

日商簿記検定3級、証券外務員1種、生命保険一般課程、FP2級など、様々な資格を持っている。

パラリーガル・茅野明(三浦翔平)

京極法律事務所のパラリーガルであり、現役のホスト。ホストクラブに来ていた翔子と意気投合し、京極法律事務所で働くことになる。

翔子を「姐さん」と慕い人懐っこいが、間抜けな性格で難しい話を聞くのが苦手。

パラリーガル・馬場雄一( 荒川良々)

京極法律事務所のパラリーガルで、オタクの元ストーカー。

警備会社に勤務していた際、部下からストーカー被害で訴えられ、服役していた過去がある。

尾行調査が得意で、任された調査は徹底的に行うが、自分の興味があることに縛られ他が見えなくなることもある。

99.9-刑事専門弁護士-(2016年/2018年)

あらすじ

タイトルの「99.9」は、日本の刑事裁判における有罪率99.9%を意味している。

お金にならない刑事事件ばかり引き受ける貧乏弁護士の深山大翔(松本潤)は、その実力を買われ、大手法律事務所である斑目法律事務所からヘッドハンティングされる。

エリート集団の斑目法律事務所に移籍後も、持ち前のマイペースで、0.1%の無罪を解き勝ち取っていく。

パラリーガル・明石達也(片桐仁)

斑目法律事務所でパラリーガルとして働く明石達也(片桐仁)は、20年間司法試験にチャレンジするも未だ合格には至らず。

12年前の司法試験の会場で深山と席が隣同士になり、そこから気の合う間柄となる。

深山の癖を熟知しており、彼が書く癖のある調書も清書することができる。

パラリーガル・藤野宏樹(マギー)

斑目法律事務所でパラリーガルとして働く藤野宏樹(マギー)は、温厚性格だが長いものには巻かれるタイプ。

これまで様々な曲者弁護士のパラリーガルをこなしてきたベテラン。

出来合いしている娘のイベントが何よりも最優先で、仕事にはあまり積極的ではない。

パラリーガル・戸川奈津子(渡辺真起子)

斑目法律事務所のパラリーガルである戸川奈津子(渡辺真起子)は、ドライな性格で、並外れた事務処理能力を有している。

事務所内での評価も抜群で、事務所トップ(マネージングパートナー弁護士)の斑目からも一目を置かれている。

パラリーガル・中塚美麗(馬場園梓)

斑目法律事務所のパラリーガル中塚美麗(馬場園梓)は、戸川の後任として別の大手法律事務所から移籍してきた。

大のプロレスファン。
自分のデスク周りはプロレスグッズで飾られている。

以前は民事を担当していたが、刑事専門チームに異動。深山の速記(独特な文字)も清書してきれいにまとめることができ、有能なパラリーガル。

パラリーガルのドラマ

グッドパートナー(2016年)

あらすじ

咲坂健人(竹野内豊)と夏目佳恵(松雪泰子)は、共に「神宮寺法律事務所」のパートナー弁護士であり元夫婦。

二人は弁護士としてライバル同士でもあり、事件に関して理路整然と法律論を戦わせることも多い。

しかし、ひとたび話が脱線すると互いに冷静さを失い、お互いを「パパ」「ママ」と呼び合い痴話ゲンカになる。

 パラリーガル・九十九治

宮寺法律事務所のパラリーガル。
10年連続で司法試験に落ち、弁護士の道は既に諦めているが、弁護士への憧れは捨てきれない。

法律には詳しいこともあり、事件が起きると自分も関わりたくて仕方がない。

しかし、弁護士に対する嫉妬心のようなものも見え隠れする。

リーガル・ハイ(2012年/2014年)

あらすじ

偏屈で自己中心的あり、「正義は金で買える!」と豪語する最低な弁護士の古美門研介(堺正人)。
しかし、訴訟で一度も敗けたことのない敏腕。

そんな古美門の下で働く新米弁護士の黛真知子(新垣結衣)は、真面目で正義感が強いが、融通の利かない堅物。

この水と油の2人の弁護士が、ぶつかり合いながらも法廷で共闘するリーガルコメディ。

パラリーガル・服部(里見浩太朗)

服部(里見浩太朗)は、古美門の法律事務所で働く事務職員だが、その過去は謎に満ちている。

服部は昔、古美門の父に助けられたという恩があって古美門に仕えており、ボディーガード的な役割も担う。

古美門は服部を頼りにし、ピンチのときには「服部さ~ん!」と叫んで助けを求めるのが定番。

曲げられない女(2010年)

あらすじ

物事を常にきちんとしないと気が済まない「曲げられない女」の荻原早紀(菅野美穂)は、9年連続で司法試験に不合格となるも、法律事務所でパラリーガルとして働きながら弁護士を目指す。

人生に降りかかる様々な問題に悩みながらも、自分を曲げずパラリーガルとして活躍していく。

パラリーガル・荻原 早紀(菅野美穂)

曲がったことや無駄が嫌い。
司法試験に合格したら飲もうと、毎年買っているワインを未だに開けられずにいる。

自分の苗字をよく「ハギワラ」と読み間違えられる。
「すみません。正直に言っておきたいので」が口癖で、周囲とも上手くいかないことが多々。

そんな性格のため、大きく傷ついたり大切なものを失ったりするが、パラリーガルとして働きながら一人闘い進んで行く。

離婚弁護士(2004年/2005年)

あらすじ

大手の法律事務所で渉外弁護士として働いていた間宮貴子(天海祐希)は、独立を果たすものの、前の職場から妨害され、顧客もスタッフも全て奪われてしまう。

そこで、不本意ながら全くジャンルの違う家事事件などを手掛け、男女トラブルなどを中心「離婚弁護士」として活躍する。

パラリーガル・井上紀三郎(津川雅彦)

間宮は、前職の同僚弁護士から開業祝いのプレゼントとして、パラリーガルの井上紀三郎(津川雅彦)を紹介される。

井上はひょうひょうとした性格だが、元一流商社の管理職で、司法試験もあっと一歩でなかなか合格できない61歳。

人生経験と法律知識が豊富で、いつも弁護士雨宮をパラリーガルとして支える。

パラリーガル・小向つや子(戸田恵子)

雨宮の事務所でパラリーガルとして働く小向つや子(戸田恵子)は、雨宮とは司法試験予備校時代の友人。

いつも明るく元気。
というか、ちょっとうるさい。

雨宮の相談相手でもあるが、聞いたことを黙っていられず、とにかく口が軽い。
どこか憎めないムードメーカー。

ドラマのパラリーガルと実際のパラリーガルとの違い

実際,法律事務所で働くパラリーガルというのは,ドラマと同じなのでしょうか?
それとも違う部分が多いのでしょうか?

個性の強いキャラ

まず、今回ご紹介したドラマに出てくるパラリーガルは、個性の強いキャラクターも多いですね。

この点は、個人差はあるものの、実際のパラリーガルも色々な人がいますので、ドラマのキャラクターに負けず劣らず、なかなか濃いキャラクターの人はいます。

これは、パラリーガルに限らず弁護士も同様です。
しかし、みんな同じ人間なので、この点については、この業界だろうと一般企業だろうと、当然といえば当然の話ですね。

ドラマと異なる点|弁護士を目指している人は少数

ドラマで登場するパラリーガルは、「弁護士を目指し、司法試験を〇年連続不合格」といった設定が多いですが、現実の世界のパラリーガルで、弁護士を目指している人や司法試験の勉強をしている人は少数です。

ドラマでは、法律の勉強をかなりガッツリとやっているパラリーガルが多いので、「通常,パラリーガルは法律知識を持っている」と思う人も多いかもしれませんね。

しかし、そんなことは全くなくて、弁護士をを目指して司法試験の勉強をしながらパラリーガルをやっている人なんて、1割いるかいなかいくらいです。

多くの人は、法律知識なんて殆どありません。
ですので、誰でもできる仕事ですから、法律事務所といっても全く身構える必要はありません。

ドラマと異なる点|一つの事件に集中することはない

ドラマでは、通常、ある事件が起きると,その事件を解決するために弁護士とパラリーガルが日々奮闘します。

しかし、実際の世界では,ドラマのように一つの業務に集中して取り組むということはなく、基本的には複数の事件処理を日々並行して行います。

弁護士も一人当たり50件前後の事件を抱えていますので、一つの事件処理だけに集中してしまっては、仕事が回りません。
常時100件を超える事件を抱えている弁護士も沢山います。

したがって、弁護士は1日に複数の裁判が入りますし、全く異なる案件の打合せや法律相談も毎日たくさんあります。

当然、パラリーガルも同様に、日々、様々な事案の事務処理をすることになりますので、基本的に事務所内はバタバタと慌ただしいことが多いです。

 


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