法律事務所での仕事で裏紙の再利用はOK?

uragami

法律事務所での仕事で裏紙の再利用はOK?

法律事務所では、紙を使用する機会が多いので、
ミスコピーなどが発生することも多々あります。

エコや経費削減といったの観点からは、再利用することが望ましいものの、
法律事務所においては、裏紙の再利用は控えたほうがよいでしょう。

なぜなら、法律事務所で扱う文書には、
依頼者の極めてプライベートな内容の情報も多々含まれており、
文章の内容によっては「守秘義務」との関係で問題があるからです。

参考:パラリーガル(法律事務職員)の守秘義務

裏紙として用いたあと、そのままゴミ箱に捨ててしまうと、
情報が漏えいしてしまう危険性があります。

また、ファックスを送る際に、
表裏逆に送信
してしまうなどのミスも考えられます。

仮に裏紙にして差し支えない紙とそうではない紙を
区別するボックスを設けていたとしても、
誤って分別してしまう可能性はあります。

経費削減の面についても、
紙をホッチキス止めしてたりすると
プリンタの故障の原因になったりして、
余計に修理代がかかったりしてしまうことも考えられます。

そうすると、結局、メリットより
デメリットのほうが大きいと考えられますので、
裏紙はなるべくなら再利用しないほうがよいでしょう。

ただし、裏紙の再利用について
最終的な責任を負うのはあくまで雇用主である弁護士なので、
まずは弁護士の指示を仰ぐようにしましょう。

 

===================================================

 


The following two tabs change content below.
パラリ部

AG法律アカデミー

2010年よりパラリーガル資格やパラリーガル実務に関することの他,法律事務所への就職情報などを配信しているパラリーガル(法律事務)専門のWebメディア。 パラリーガル育成の専門スクールが,信頼性と質の高い情報をお届けします。