基本的なビジネスマナー【職場への妊娠報告について】
前回、基本的なビジネスマナー【職場への結婚報告はどうすればいいの?】
というコラムで予告したとおり、
今回は、妊娠した場合の職場への報告について一緒に見て参りましょう。
|弁護士の先生や先輩には必ず報告を
結婚報告と同様、妊娠についても、
日頃からお世話になっている弁護士の先生や
直属の上司・先輩に対しては、
必ず正式に報告をしましょう。
また、報告の順番ですが、結婚のときと同様、
まず弁護士の先生や直属の上司・先輩に報告した上で、
その際に同僚への報告のタイミングを相談して
指示されたタイミングで同僚にも報告する
というのが社会人としての基本です。
先に同僚に話してしまい、
弁護士の先生や先輩が同僚間のうわさで妊娠を知る
ということが無いよう気を付けるようにしましょう。
|妊娠報告はメールでも大丈夫?
結婚報告と同様、正式に報告するべきといっても、
弁護士の先生は大変忙しく、
時間がとれないという場合も少なくありません。
そのような場合は、
メールで報告しても差し支えありません。
|どのタイミングで報告すればいいの?
妊娠が発覚したときは、
出来る限り早めに報告しましょう。
中には、妊娠初期は流産の可能性も高いことを考慮して、
なるべく安定期に入ってから報告しよう
という妊婦さんも少なくありません。
しかしながら、妊娠初期は、妊婦さんにとって
精神的にも肉体的にも重大な影響のある時期で、
心身ともにもっとも重要な時期です。
そのような時期こそ職場に配慮を求めて
しかるべき時期ともいえますし、
妊娠期間を通じて妊婦さんは法律に守られていて、
就かせることのできる仕事にも制限があるため、
弁護士や上司としても、なるべく早く妊娠を知る必要があります。
従って、「安定期に入ってから」といわずに、
妊娠報告は出来る限り速やかにするようにしましょう。
|何を報告すればいいの?
妊娠報告の内容としては、以下のことは最低限伝えましょう。
- 出産予定日
- 現在の体調、妊娠の経過
- 他の人への報告をどうするか
同僚等への報告はどのように行うのが良いかを
しっかり確認しておきましょう。
- 今後の仕事について
弁護士の先生や上司・先輩の一番の関心事は、
妊娠・出産を契機にどのような働き方をするかということです。
産休・育休を取得するのか、
取得するとしてどれくらいの期間取得するのか、
妊娠期間中どのように働くつもりなのか、
出産後の希望はどのようなものか
等をしっかりと話し合っておきましょう。
|「デキ婚」でも気にしない
昨今は、できちゃった婚/授かり婚も増えていますよね。
「デキ婚は恥ずかしいから職場に何て言えば良いか・・。」
と相談に来られる方も少なからずいらっしゃいます。
しかし、弁護士の先生や上司・先輩からしてみたら、
できちゃった婚であるかどうかはたいした問題ではありません。
できるだけ速やかに報告をすることのほうがよっぽど重要です。
従って、いかなる場合であろうとも、
妊娠の報告はなるべく速やかに行うよう努めましょう。
せっかくの「おめでた」ですから、
ビジネスマナーを守って、しっかりと報告・相談をして、
気持ちよく出産予定日を迎えましょうね!
AG法律アカデミー
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