事務職として知っておきたい目的に合った郵送方法(1)
目的に合った郵送方法を知っておくことは、パラリーガルに限らず、必要なスキルです。
事務職として勤務する場合は、手紙や書類などさまざまなものを郵送することになります。
実は、郵送方法は思ったよりも多いです。
特に、郵便物につけられる「オプション」には、日常生活ではあまり使わないものも多く存在します。
「郵送しておいて!」と頼まれたときに、パッと目的に合った郵送方法を選択できると事務処理スピードも上がりますし、カッコイイですよね!
そこで、今回は郵送方法とそのオプションについて見て参りたいと思います。
ただし、若干量が多いため、
3回に渡って説明していきます。
続きは下記記事をご覧ください^^
普通郵便
皆さまこれはご存知でしょうが、
特殊取扱ではない普通の郵便をいいます。
なお、定形外郵便も特殊取扱としなければ普通郵便です。
ゆうパック
他社が提供する宅配便に相当するサービスです。
重い書類(パンフレット等)を郵送する場合などに便利です。
料金は、宛先地までの距離と重量によって異なります。
中に信書を入れることはできませんが、
封筒の封をしない添え状や送り状は入れても良いとされています。
なお、信書とは、
「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、
又は事実を通知する文書」と定義されます。
宛名の入っている手紙類は、
基本的にはほとんどが信書にあたります。
ゆうパックで荷物を送る場合、以下のような特典を受けられます。
- 郵便窓口に持ち込むと割引が受けられます
- 同一の宛先に複数個荷物を送る場合に割引が受けられます
- 2回目以降、同一箇所に荷物を送る場合は、
前回のゆうパックの伝票の控えを持参すると割引が受けられます
また、ゆうパックラベルに記載されている追跡番号によって
配達状況を知ることができるほか、
紛失や破損等の場合は、30万円までの実損額を賠償してもらえます。
※参考:郵便局HP「ゆうパック」(平成29年2月1日現在)
ゆうメール
3キロまでの郵便物を安価で送ることができます。
ただし、手書きの文字で書かれたものや、
信書を送ることは禁止されています。
料金は、重量によって異なります。
ポストに投函できるため、大変便利です。
※参考:郵便局HP「ゆうメール」(平成29年2月1日現在)
レターパック
レターパックは、全国一律料金で、信書も送れるサービスです。
郵便局の窓口やコンビニエンスストアで購入する専用の封筒で、
A4サイズ・4kgまで入れることができます。
レターパックには追跡サービスがあるため、
郵便物の配達状況を確認できる点でとても便利です。
なお、対面で届けてもらえて、
受領印も必要となるレターパックプラスが510円。
郵便受に投函するタイプのレターパックライトは360円です。
※参考:郵便局HP「レターパック」(平成29年2月1日現在)
クリックポスト
全国一律164円で荷物を送れるサービスです。
専用のホームページ(平成29年2月1日現在)でラベルを作成し、
インターネット上で運賃を決済した上、
郵便ポストからいつでも差し出せるため、大変便利です。
追跡サービスがついているため、
配送状況をチェックすることもできます。
ただし、信書や現金等を送ることは禁止されます。
また、利用するには、Yahoo! JAPAN IDの取得と
Yahoo!ウォレット(クレジットカード払)の利用登録が必要となります。
※参考:郵便局HP「クリックポスト」(平成29年2月1日現在)
スマートレター
全国一律180円で、信書も送ることができるサービスです。
ただし、スマートレターで送ることができるものは、
- 大きさA5 サイズ
- 重さ1キロ
- 厚さ2センチ
までのものに限られます。
郵便局の窓口やコンビニエンスストアで
専用の封筒を購入する必要があります。
また、日曜や休日に配達が行われない点と、
追跡サービスがついていない点、
損害賠償が受けられない点、
日本国内のみ利用できる点に注意しましょう。
※参考:郵便局HP「スマートレター」(平成29年2月1日現在)
次回はオプションサービスについて説明していきます。
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