【法律の基礎】六法って何だろう??オススメは?
法律の初学者の方から
「何かオススメの六法はありますか?」
とご質問いただくことも多いため、
今回は、初学者にお勧めの六法について
書いていこうと思います。
|そもそも「六法」って何だろう?
「六法」は、元来は日本における主要な6つの法をさします。
- 憲法
- 民法
- 刑法
- 商法
- 民事訴訟法
- 刑事訴訟法
がこれにあたります。
しかし、一般に「六法全書」「六法」という場合は、
この6つの法に限られません。
中には、「福祉六法」や「環境六法」など、
6つの法すべてが掲載されていないような
専門的な法律の条文集も存在します。
つまり、「六法全書」や「六法」は、
単に「主要な法令を集めた本」という
くらいの意味しかありません。
|初学者にお勧めの六法は?
現在、法令は8,000以上存在します。
従って、すべての法令を知っている必要はありません。
そもそも弁護士であってもすべての法令を把握しているわけではなく、
必要に応じて法令データ提供システムなどを利用して法令を検索します。
もっとも、一般の法律事務所が扱う事件の場合、
基本的な法を参照すれば解決してしまうような事案がほとんどなので、
パラリーガルとしても、基本的な法律くらいは知っておいたほうが
スムーズに仕事を進めることができます。
パラリーガルを目指す法律の初学者にオススメの六法としては、
下記のものが挙げられます。
『ポケット六法』平成28年度版
山下 友信 (同志社大学教授)、山口 厚 (早稲田大学教授)/編集代表
2015年10月発売
ISBN 978-4-641-00916-5
※参考:有斐閣ホームページ(平成29年4月5日現在)
『デイリー六法』平成28年度版
鎌田薫/編集代表
2015年10月発売
ISBN 978-4-385-15959-1
※参考:三省堂ホームページ(平成29年4月5日現在)
六法は基本的に9月から10月にかけて新版が発行されます。
毎年法改正が行われるため、その時期に買う予定の方は、
新版が出るまで待ってから買うと良いかもしれません。
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