パラリーガルに必要な5つのスキルとは!求められるスキルや転職に有利な資格も徹底解説

パラリーガルになるのに有利な資格

パラリーガルとして働くためには、具体的にどんなスキルが必要となるのか?

パラリーガルになるためには、国家資格は必要ないため、法律の知識や実務経験がなくても、誰でもパラリーガルになることができます。

ですが、未経験者の誰もがパラリーガルの求人に応募して採用されるかというと、それは少し難しいかもしれません。弁護士のサポート業務を行うパラリーガルは、いわば専門職です。

そのため、パラリーガルとして働くには以下のようなスキルが求められます。

パラリーガルに求められるスキル

このようなスキルや知識を持っているか否かは、あなたがパラリーガルを目指して法律事務所への就職・転職活動を行ううえで、その合否を左右する大きなポイントになります。

さらに、「法律事務所で評価される資格」を知らなければ、やみくもに資格を取っても意味がありません。

そこで今回は、これからパラリーガルを目指したいという方のために、パラリーガルに求められるスキルや有利になる資格,その他アピール方法を具体的に解説していきます。

この記事を読んで頂ければ、法律事務所へ就職するためにはどのようなスキルが必要で,あなたが取得すべき資格が何であるかもはっきりするはずですよ。

1.パラリーガルに求められるスキルとは?

パラリーガルに必要な資格

冒頭でもお伝えしましたが、パラリーガルになるために必ずしも資格は必要ありません。

大学などで法律を学んだことがなくても、法律事務未経験者でも、誰でもパラリーガルを目指すことができます。

しかし近年では、パラリーガルへの需要が高まり、法律事務実務のスキルを持っている人が求められる傾向があります。

実際、全く基礎知識の無い未経験者が、いきなりパラリーガルとして就職・転職することは難しくなっているのが現状です。

そのため、未経験者からパラリーガルを目指すには、PC操作を含む事務処理能力があることや、基本的な法律事務スキルを証明する「パラリーガル資格」を持っていた方が圧倒的に有利です。

では、パラリーガルになるために資格は必要ないと言われているのに、それでも取得したほうがよい理由はどのようなものがあるのでしょうか。

2.パラリーガル資格があると就職・転職に有利な2つの理由

パラリーガル資格が必要な理由

パラリーガルのスキルを証明する「パラリーガル資格」を持っていると就職・転職に有利になる理由は以下の2つです。

パラリーガル資格は有利

それでは、この2つのメリットについてそれぞれ見ていきましょう。

専門的なパラリーガルスキルや能力の証明になる

パラリーガルの仕事は、秘書業務をはじめ一般事務や法律事務業務まで幅広く、一般的なビジネスマナーに加え、法律事務手続きに関する専門知識など高いスキルが求められます。

法律事務所により細かな業務内容は異なりますが、主なパラリーガルの仕事内容を下記にてご紹介します。

パラリーガルの仕事内容

パラリーガルの仕事内容は幅広く、専門性も必要になることから、求人を出す法律事務所側も応募者に対してある程度の法律知識やスキルを求めています。ですので、やはり実務経験者が求められる傾向が強いです。

しかし、未経験者でも、パラリーガルに関する資格を持っていれば、法律事務(実務)に関する基礎知識があると証明でき、採用側にモチベーションとポテンシャルの高さをしっかりとアピールできるため、就職・転職の成功率が格段にアップします。

パラリーガルの基本スキルは全国共通のため、転職に強い

パラリーガルの基本的なスキルは、全国どこの法律事務所でも共通のスキルです。
そのため、どこの法律事務所に移ったとしても即戦力として働くことができます。

法律事務の仕事は経験が物を言います。
高いパラリーガルスキルを持つ人は、年齢に関係なく、転職にも困ることはありません。

また、パラリーガルスキルを身につけていれば、法律事務所のみならず、一般企業の法務部などでも重宝され、活躍できる場が広がります。

3.パラリーガルのスキルを証明する資格は大きく分けて2種類ある

パラリーガルの資格は大きく2種類

パラリーガルは専門的な法律事務スキルが求められ、専門職としても位置づけられるのですが、これまで資格制度が設けられていませんでした。

そのため、入所したばかりの新人でも、キャリア10年以上のベテランでも、同じように「法律事務職員」という位置づけでした。

そこで、パラリーガルの社会的需要が高まってきたこともあり、2つの団体がパラリーガルのための資格試験や認定試験を実施するようになりました。

それが以下の2つの資格です。

パラリーガル資格試験

この2つの資格は、パラリーガルになるために必要な試験として混同されることが多いのですが、受験資格には大きな違いがありますので注意しましょう。

受験資格の違いは以下の通りです。

パラリーガル資格試験の違い

 

一般社団法人日本リーガルアシスタント協会が認定する「パラリーガル認定資格試験」は、全くの未経験者でも「パラリーガル認定資格講座」を受講することで、誰でも受験することができます。

それに対して、日本弁護士連合会が主催する「事務職員能力認定試験」は、法律事務所に勤務する事務職員、または企業などにて弁護士の事務を補助する人のみが受験可能となっています。

未経験者が受験できる資格は、「パラリーガル認定資格試験」のみですので注意してくださいね。

それでは、この2つの資格についてそれぞれ詳しくご説明していきます。

一般社団法人日本リーガルアシスタント協会(JLAA)|パラリーガル認定資格

パラリーガル認定資格は、一般社団法人日本リーガルアシスタント協会が認定する民間資格です。

この資格の一番の特徴は、法律事務所での実務経験がなくても、誰でも取得できる(受験できる)ことです。
「パラリーガル認定資格」を取得をすることで、自分のパラリーガルスキルを客観的に証明することができます。

資格を取得するには、「パラリーガル認定資格講座」を受講して受験資格を得たうえで、認定試験に合格します。

パラリーガル認定資格は3段階に分かれていて、実務経験者は自身のスキルアップを目指して受験するなど、個々のレベルに合わせて資格の取得ができます。

以下の通り,それぞれのレベルに応じて3つのパラリーガル資格が取得可能です。

パラリーガル認定資格の種類

 

それでは、それぞれのレベルと受験要件を確認していきましょう。

初級:エレメンタリー・パラリーガル

◎初級講座レベル:講座内容
・弁護士のスケジュール管理
・裁判所や依頼者からの電話対応
・裁判所の標準書式
・民法の全体像
・戸籍記載事項証明書の取り寄せ方法
・法律事務所の経理  など

講座は全27回。基本的な法律用語や裁判手続きの流れ、日常業務における基本的な取り扱い書類の処理方法、裁判所からの電話応対など実践的なことまで学びます。
日々の仕事で使う基本的な法律用語や専門用語を理解できるので、就職後はスムーズに仕事に入っていけるようになります。

エレメンタリー・パラリーガルの受験要件は以下の通りです。

パラリーガル資格の初級受験要件

未経験者でも、このエレメンタリー・パラリーガル認定資格講座を修了することで、受験資格を得ることができます。

それでは次に、中級レベルをみていきましょう。

中級:インターメディエイト・パラリーガル

◎中級講座レベル:講座内容
・相続事件に関するテーマ
・相続の事務手続き
・民事執行,民事保全(基礎編)
・人事訴訟に関するテーマ
・成年後見に関するテーマ
・破産手続きについて など

講座は全24回。
一般民事事件に関する基本的な知識を身につけ、新人事務職員に対しても教育・指導できるようになります。
また、離婚・相続・成年後見といった家事事件の具体的な事務手続きから、自己破産手続きについて申し立てに必要な書類を集め、陳述書や財産目録を一人で作成できるレベルまで到達します。

中級:インターメディエイト・パラリーガルの受験要件は以下の通りです。

パラリーガル資格の中級受験要件

上級:アドバンスド・パラリーガル

◎上級講座レベル:講座内容
・民法
・会社法
・交通事故事件の実務
・民事執行,民事保全 (応用編)
・個人再生事件の実務

講座は全14回。
上級になると破産管理・交通事故・個人再生・各事件の事務手続きをすベて一人でできるレベルになります。

上級:アドバンスド・パラリーガルの受験要件は以下の通りです。

パラリーガル認定資格の上級受験要件

上級になると、パラリーガルとしてスペシャリストの域になりますので、転職にも強くなり、年収アップにもつながっていくでしょう。

それでは、「事務職員能力試験」についてみていきましょう。

日本弁護士連合会(日弁連)主催|事務職員能力認定試験

日本弁護士連合会が主催する「事務職員能力認定試験」は、法律事務所で勤務されている方が対象の試験です。

パラリーガルの能力を測るための「能力認定試験」ですので、パラリーガルになるための資格ではありません。就職に有利なパラリーガル資格として混同されることがありますので注意しましょう。

日弁連の事務職員能力認定試験

 

日弁連の実務職員能力認定試験は、法律事務所や公務所、企業や団体に在職する法律事務職員の能力向上を促すことを目的として行われます。

対象は、経験5年程度の職員で、国内の民事・家事等の法的手続きに関する専門知識や実務能力をはかるものとなっています。

出題範囲は、事務職員能力認定制度に基づく以下の研修会実施科目から出題されます。

<基本>   
・民事訴訟と事務職員の役割
・民事執行総論、債権執行
・債務整理総論、破産ならびに個人再生手続の概要
・民事保全手続  

<応用>   
・訴訟以外の民事手続き、裁判外手続
・不動産競売、その他の民事執行
・破産管財
・民事訴訟の構造、弁護士倫理と事務職員倫理

スキルアップ、キャリアップになり、パラリーガルとしての地域を明確にできる資格ですので、実務経験後、ぜひチャレンジすることをおすすめします。

それでは、ここからはパラリーガルの求人にアピールできる資格をご紹介していきます。

4.パラリーガルの求人にアピールできる資格5選

パラリーガルとしてアピールできる資格

何度もお伝えしていますが、パラリーガルとして就職するために絶対に必要となる特別な資格は必要ありません。

しかし、仕事として業務を行うためには、必要最低限のスキルが必要となります。

例えば、WardやExcel、ブラインドタッチができるといったパソコンスキルに加え、接客応対マナーなどの社会常識は必須です。
このような能力を証明することはパラリーガルの求人に大きくアピールできることになります。

パラリーガル求人に有効な資格

上記の5つがパラリーガルの求人にアピールとなる資格です。
特に、パラリーガルになるために直接関係する資格は、パラリーガル認定資格です。

それぞれ詳しくみていきましょう。

パラリーガル認定資格|就職・転職に有利な唯一の認定資格

先述した通り、一般社団法人日本リーガルアシスタント協会(JLAA)が認定するパラリーガル資格は、国内で唯一のパラリーガル認定資格です。
パラリーガルを目指して資格を取りたいのであれば、こちらを選ぶようにしましょう。

資格レベルは、初級・中級・上級と分かれていていて、初級は、未経験者でも講座を修了することで受験資格を得られます。

今まで法律を学んだことがなくても、知識が全くなくても、講座で基礎的な知識を学ぶことができますので、誰でもチャレンジ可能です。

資格講座は、東京会場、大阪会場で開講されるライブ形式とオンライン(通信)講座があります。
オンライン(通信)講座なら時間や場所にとらわせることなく、メールや電話での個別フォローを受けながら受講するが可能です。

さらに、受講後の就職サポートも行われているので、希望条件にあった法律事務所を紹介してもらえたり、面接対策なども無料で受けることができます。

また、法律事務所での実務経験者向けには、実務習得ができるようなカリキュラムも組まれているため、経験者のスキルアップにも適した資格です。

基礎から学べ、フォローもしっかりされているため、確実にパラリーガルとして就職をしたいという方におすすめです。

受験料  8,800円 ※受講料別
合格率  初級:90% 中級: 85% 上級:75%
公式HPはコチラ  一般社団法人日本リーガルアシスタント協会(JLAA)

 

マイクロソフトオフィススペシャリスト検定|事務処理能力のアピールになる

マイクロソフトオフィススペシャリスト検定・通称「MOS検定」は、WardやExcelなどのパソコンソフトの利用スキルを持っていることを証明できる資格です。

パラリーガルの業務には、金額計算や図表、書類の作成などがあるためパソコンスキルは必須となります。
そのため、「MOS検定」を持っていれば、基本的な事務処理能力を持っているという証明になります。

一般事務職でも必須のスキルですから、取得しておいて損はない資格です。

受験料  スペシャリスト:9,800円  エキスパート:11,800円
合格率  約50%以上
公式HPはコチラ  マイクロソフトオフィススペシャリスト

 

秘書検定|ビジネスマナーの証明になる

秘書検定は、社会人に求められるマナーや一般常識の能力を評価する資格としてよく知られています。

パラリーガルは、来客対応等の秘書業務まで任されることが多いため、最低限のオフィスマナーが備わっていることを示せるのは大きなアピールポイントとなります。

また、秘書検定試験の勉強は、知っているようで知らない一般常識やビジネスマナーの知識をしっかり学ぶことができますので、社会人としての総合力アップにもつながります。

受験料  3級:2,600円   2級:3,800円 準1級:4,900円 1級:6,100円
合格率  3級:約80%   2級:約50% 準1級・1級:約30%
公式HPはコチラ  秘書検定

 

日商簿記検定|経理の知識があるとさらに有利

日商簿記検定は、簿記の基礎知識、計算能力などを判定するための試験です。
法律事務所でもパラリーガルに経理の事務処理まで任せるところも多いため、経理の知識を持っていれば重宝される人材となれるでしょう。

日商簿記検定は1~4級までありますが、1級は経理の専門家として働く際に求められるレベルですので、パラリーガルとして働くのであれば2~3級を取得していると日常業務に役立ちます。
また、2級以上を取得しておけば転職市場で強くアピールできるでしょう。

受験料  3級:2,800円   2級:4,720円 1級:7,850円
合格率  3級:約40〜50%    2級:約20〜30%  1級:約10%
公式HPはコチラ  簿記検定

 

TOIEC|グローバルに活躍できる

TOIECは、英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストです。

基本的にパラリーガルに英語力を求められることはありませんが、大手の企業法務系の法律事務所や、外資系企業関係の事件を取り扱う法律事務所では、一定の英語スキルを要し、ある程度の英語力が必要とされます。

このような法律事務所への就職・転職は大幅な年収アップにもつながることから、英語を使ってグローバルに活躍したい方は、チャレンジする価値ある資格です。

受験料  6,490円
目安の点数  600点以上
公式HPはコチラ  TOIEC

 

5.パラリーガルの勉強に役立つ2つの講座

パラリーガルの勉強に役立つ講座

パラリーガルを目指したいけど、独学でどのように勉強したらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。ここではWEB上でパラリーガルの勉強に役立つ2つの講座をご紹介したいと思います。

パラリーガル養成講座|WEBで効率よく勉強ができる

リーガルフロンティア21が行うパラリーガル養成講座は、会員登録をすることで、誰でも無料で受けることができます。

全科目WEB受講となり、パラリーガル未経験の方でも、現在勤務している方でも、幅広い方が自分の目的に合わせて必要な科目を受講できるのが特徴です。

1講義約90分の動画で、専門科目ごとにベテランのパラリーガルが講師をつとめます。法律事務所に勤務する上で最低限知っておくべき入門科目から、民事事件や交通事故、破産管財などの7つの専門科目に分けられていて、自分の学びたい科目をチョイスして効率よく学習することができます。

講座の時間(コマ数)が少なく、講座を受講することで資格取得はできませんが、パラリーガルに求められる知識がどのようなものかを知るにはよいでしょう。

受講料  無料
公式HPはコチラ  リーガルフロンティア21:パラリーガル養成講座

 

パラリーガル検定|法律事務の実務能力を判定できる

法律専門秘書教育協会(JPEA)が行なっているパラリーガル検定は、法律事務の実務能力を客観的にスコアで判定する試験です。

こちらの検定は、パラリーガルとしての知識を試す場として活用いただけます。
初級、中級、上級コースに分かれていて、受験資格は必要なく、ネット上で誰でも受験することができます。

ただし、テキスト等の教材はないので、独学した上での受験となります。
ある程度の実務経験を積み、スキルチェックとして活用することをおすすめします。

受験料  無料
合格率  80%以上で合格
公式HPはコチラ  法律専門秘書教育協会(JPEA)

 

6.未経験からパラリーガルになるなら「パラリーガル認定資格」一択

パラリーガル認定資格

ここまでパラリーガルに有利な資格・試験、講座をご紹介しましたが、それぞれに特色を持つので混同してしまいますよね。

あなたがどの資格を取るべきか、どんな試験にチャレンジするとよいか、下記の表にまとめてみましたので、ぜひ比較の参考にしてください。

パラリーガル資格 比較

比較表でもわかる通り、未経験から本気でパラリーガルを目指すのであれば、一般社団法人 日本リーガルアシスタント協会が実施している「パラリーガル認定資格」がおすすめです。

なぜなら、パラリーガル認定資格は、法律の基礎知識を身につけながら就職・転職に有利な資格が取得できるからです。

また、就職した後でも、実務でつまづくことなく、基礎があることで、重宝される人材へと成長し、収入アップも期待できます。

では、実際に資格を所有して就職・転職できた先輩パラリーガルのエピソードを見ていきましょう。

7.資格所有によって就職・転職できたエピソード

パラリーガル資格取得者の声

ここでは、「パラリーガル認定資格」を所有して、実際に就職や転職に成功した方のエピソードをAG法律アカデミーの修了生の声からご紹介したいと思います。

T.Eさん>>名古屋市内法律事務所

AG法律アカデミーの資格講座を受講してパラリーガル認定資格を取得し、未経験・40代で名古屋市内の法律事務所に就職したT.Eさんの声です

パラリーガル資格取得者の声

Q1.法律事務所に転職しようと思ったきっかけを教えてください。

派遣社員として貿易事務の仕事に従事していましたが、長期的なキャリアを築くことができないことから、転職を考えました。
法律事務所でのお仕事は、努力次第でキャリアップすることができ、様々な人生ドラマを垣間見ることができる点に魅力を感じました。

Q2.授業の感想をお聞かせください

わかりやすく、かみ砕いた言葉で法律用語や訴訟の流れを説明してくださる為、初学者でも十分に理解できる内容でした。
時折、ユーモアを交えて法律事務所でのエピソードが紹介されるのが楽しく、通信講座でも引き込まれて受講することができました。

Q3.受講して良かったことや実務に入って役立ったことはありますか?

良かったことはたくさんあります。まず、40代未経験で法律事務所に就職できたことです。
講座を受講することで、法律事務所で働きたいという本気度を示すことができ、年齢や転職回数の多さなどのマイナス要素を乗り越えることができました。
また、就職後は、講座を受講したお陰で、所内で飛び交う会話をある程度理解することができ、先輩や先生方の指示にもスムーズに対応することができました。

O.Rさん>>東京都内法律事務所

AG法律アカデミーの資格講座を受講し、パラリーガル認定資格を取得し、東京都内の法律事務所に就職したO.Rさんの声です。

パラリーガル資格取得者の声

Q1.法律事務所に転職しようと思った理由をお聞かせください。

前職では、中古戸建等を扱う不動産売買仲介会社に勤務しておりましたが、日々の業務の中で、売買に至った背景にある法律トラブル等が身近に感じるようになりました。
これを機に、弁護士をサポートする仕事を通して自分自身も社会に貢献できる仕事がしたいと決意致しました。

Q2.AGの講座を受講した感想をお聞かせ下さい。

講義内容をランク付けして進めてくださるので、まずどこから押さえていけばよいのか明確で、初学者でも挫折することなく入りやすいと思います。
また、講師の先生も生徒の様子を見ながら、補足の説明を入れたりスピードを調整してくださったりするので大変有難かったです。

Q3.講座で学んだことが、実務に入ってどのように役に立ちましたか?

履歴書や職務経歴書等の応募書類の添削をお願いしましたが、とても丁寧なものでした。
自分では上出来!と思っていても、またそれが、他のエージェント(一般企業向けの人材紹介会社)に見てもらっていたものだとしても、法律事務所の転職には適さない可能性があるというのは驚きました。
自分の言いたいことをよりスムーズな言葉に置き換えてくださったり、法律事務所に適した形式に修正してもらいました。
また、書き方の戦略も一緒に練って下さるので、感謝の言葉しかございません。おかげで、この作り込まれた応募書類を元に、面接でも話す内容に一貫性と自信を持って臨めました。

8.最近の求人の傾向|経験者or資格があると尚よいという記載が多い

パラリーガル求人の傾向 資格

最近の求人の傾向を見てみると、「パラリーガル経験者優遇」「パラリーガルに関する資格を所持している方は優遇」という募集条件を多く見受けます。 実際の求人要項を見てみましょう。

法律事務所名 月収  応募条件
 A法律事務所 23万円〜30万円 ・各種法律調査・検索等の経験がある方
・パラリーガル経験のある方
B法律事務所  25.5万円 ・Ward・Excelスキル
・パラリーガル経験者優遇
C法律事務所 24万円〜 ・企業等での勤務経験
・パラリーガル経験者優遇
D法律事務所 20.5万円 ・基本PCスキル
・パラリーガルに関する資格を所持している方は優遇
E法律事務所 23万円〜 ・Ward・Excelスキル
・パラリーガルに関する資格を所持している方は優遇

                                           ※indeed・求人ボックス参照

実際の求人には以上のような記載がありました。
パラリーガルは経験とスキルがものを言いますので、経験者はやはり求められる傾向が強くなります。

しかし、未経験者でも資格を所持していることで、採用側の弁護士からは信頼度が高く、安心材料となり、採用へつながりやすくなります。

9.未経験で他と差をつけたければパラリーガル資格をとろう!

パラリーガル資格を取ろう!

上記でもお伝えしてきましたが、未経験からパラリーガルになるためには資格があると断然有利です。

中でも、一般社団法人 日本リーガルアシスタント協会が認定しているパラリーガルの認定試験資格の初級は、法律事務の実務未経験者を対象としているので、入門レベルから実務の基本レベルまでを講座でしっかりと学ぶことができます。

また、資格取得後は就職サポートを受けられるのが強みです。希望条件などをヒヤリングしたうえで、法律事務所の規模や取扱事件など個々に合った紹介をしてもらえるため、応募者のスキルと採用側の求めるスキルとのミスマッチが防げます。

また、就職・転職後のアフターフォローまで行なっているため、職場での悩みや不安まで相談することができるため安心です。

日本リーガルアシスタント協会の指定校となっているAG法律アカデミーでは、無料の説明会を実施していますので、パラリーガルを目指す方はぜひ一度参加してみることをおすすめします。

◾️AG法律アカデミーの公式ページはコチラ

AG法律アカデミー

10.まとめ

パラリーガルになるためには、資格は特に必要ありません。

しかし、パラリーガルに関する資格や事務処理能力、ビジネスマナーのスキルを証明する資格を持っていることで、パラリーガルになるための就職・転職に断然有利になります。

また、未経験からパラリーガルを目指すのであれば、まずはパラリーガル認定資格を取得することをおすすめします。

基礎からしっかりと法律知識を身につけれられる上、実力をアピールできますので、確実に就職への道が開けるでしょう。

そのほか、今回ご紹介した資格はすべて、今後のキャリアアップを目指すうえでも有用性がありますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 


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2010年よりパラリーガル資格やパラリーガル実務に関することの他,法律事務所への就職情報などを配信しているパラリーガル(法律事務)専門のWebメディア。 パラリーガル育成の専門スクールが,信頼性と質の高い情報をお届けします。