未経験からパラリーガルになるには|向いている人の特徴やスキル・最短就職までのおすすめ講座もご紹介

パラリーガルとは法律事務所に所属し、弁護士業務をサポートする職種の人たちです。

企業とはまたちょっと違った環境でのお仕事ではありますが、都内の法律事務所であればお給料もよく、未経験でもなれる事務職として狙い目の職業とも言えます。

求人例 概要
未経験OK/パラリーガル 月給25万円~<仕事内容>【法律事務所】-長期勤務歓迎・法律事務(書面作成補助、資料作成補助、ファイリング等)
丸の内/国内パラリーガル・日本有数の大規模総合法律事務所/福利厚生充実 年収415万円~540万円 / 賞与あり・昇給あり【仕事内容】・破産管財業務における各種補助等。
・債権者からの電話対応(クレーム対応を含む)。
・資産(不動産・在庫商品・有価証券等)の売却の補助。
・売掛金の回収。
・契約関係(賃貸借・通信等)の処理。
女性活躍/「法律事務スタッフ」未経験可/女性8割/選べる勤務時間/話題のパラリーガル 月給22万円~ / 賞与あり【仕事内容】
■接客経験やコミュニケーション能力を活かせる
■座学・OJT研修で専門性の高いスキルを学べる
■ドラマでも話題になったパラリーガル
■年間休日125日
■時短勤務も相談できます

そんなパラリーガルですが、実際にどんな仕事内容なのか、どんなひとが向いていて、求められるスキルは何か、また就職するならおすすめの就職支援講座『AG法律アカデミー』についてもご紹介します。

 
 

パラリーガルの主な仕事内容|8つの秘書業務と7つの専門業務

パラリーガルの仕事内容は、主に2種類に分類されます。

1つは弁護士の秘書や一般事務としての単純な業務。もう1つは法律に関する専門業務です。

弁護士の秘書業務や一般事務作業

秘書業務は、一般的な事務仕事です。特に法律の知識がなくても対応できるので、パラリーガル以外の一般法律事務職員が行っている事務所も多数です。

法律事務所に就職したばかりで、パラリーガルになる前の段階でもできる仕事と考えましょう。

  • 電話や来客の応対
  • 弁護士のスケジュール管理
  • 郵便物の処理
  • 証拠書類等の裁判書類の準備と提出
  • 戸籍謄本や住民票、不動産登記簿謄本等の請求
  • 記録の管理
  • 経理や給与計算
  • 裁判所、法務局、市区町村役場、弁護士会などへの外回り

法律事務職員が一般企業の事務職と異なるのは、裁判書面の準備や提出、戸籍謄本や登記簿謄本の取得業務などの仕事があることです。難しくはないので、法律事務所に就職して弁護士や先輩事務職員に教えてもらい、こなしていきましょう。

パラリーガルの専門業務

専門業務とは、以下のようなパラリーガルならではの業務です。

  • 法律資料、文献、論文の収集、判例調査
  • 法律相談の準備としての聞き取り
  • 議事録の作成
  • 裁判書類の作成補佐
  • 裁判所とのやりとり
  • 裁判所への同行
  • 債務整理等における相手方業者との交渉補佐

パラリーガルと弁護士の業務分担が重要になってくるので、きちんとわきまえている法律事務所を選んで就職することが重要です。

関連記事:パラリーガルとは|仕事内容・年収・将来性・やりがいまでプロが徹底解説

未経験でもパラリーガルになれるのか?

パラリーガルは未経験でも転職のチャンスが十分にある職種です。法律事務所の求人を見てみると、「未経験歓迎」「未経験OK」と記載されている求人は多くあります。

学歴・学位は求められないことが多い

パラリーガルになるために学歴・学位は必要ありません。パラリーガルは弁護士のように法律判断をするのではなく、法律事務の手続き関係を担当する職業です。

法律知識よりも書類作成や手続き事務のスキルを実地で身につけていくことが大切なので、大学の法学部等で学ぶよりも法律事務所で実務経験を積むほうが優先されます。

法学部や法科大学院出身ならPR材料になる

法律関係の書類作成や手続きを行う以上は、一定の法律の知識が必要です。法律用語がいっさい分からないようでは弁護士の指示内容も理解できず、話にならないでしょう。

特に国内トップの5大事務所にパラリーガルとして入職する場合、法学部や法科大学院で法律を学んでいると法律の素養がある証明になるため転職の際には有利にはたらきます。

特別な資格は不要・パラリーガルを目指す方の多くは未経験

アメリカでは専門職として協会の認定が必要ですが、日本ではパラリーガルになるための公的な資格はありません。資格がなくてもパラリーガルになることができます。

パラリーガルは未経験でも転職のチャンスが十分にある職種です。法律事務所の求人を見てみると、「未経験歓迎」「未経験OK」と記載されている求人は多くあります。

現在パラリーガルとして活躍している人も、最初は未経験からのスタートでした。未経験であってもパラリーガルになることを諦める必要はありません。

パラリーガルに向いている人やあると有利なスキル

パラリーガルに求められるスキルについて解説します。

事務的スキルは高い方が良い

パラリーガルは事務所内のアシスタント的な役割を期待されるため、事務的なスキルは必ず求められます。パソコンスキル、中でも書類作成に不可欠なオフィス系ソフトの操作スキルは必須です。事務処理の正確性やスピードも求められます。

事務的なスキルは汎用性が高いため、パラリーガル未経験でも身についているケースが多く、アピールしやすいでしょう。

書類の手続きやフローへの理解力

法律事務の手続きや書類は複雑ですので、『この書類はどこの裁判所にどの形式の書類で提出するのか』など、短期間で理解できると非常に仕事がスムーズに進められます。

どの法律事務所でも通じるスキルなので転職の際には有利にはたらくでしょう。

管理能力は不可欠

答弁書や控訴申立書などの法律関係の書類は期限が決まっているものが多くあります。また訴訟期日にあわせて弁護士とクライアントのスケジュールを調整するなどの管理業務も発生します。

管理能力がなければ重要な書類の期日に間に合わない、訴訟期日までに十分な準備ができないなど大きな影響が生じてしまうため、管理能力は必須です。

人の助けになりたいという志がある人

法律事務所に訪れるのは自分ではどうしようもできないほど深刻な悩みを抱えている人が多数です。弁護士は国が認めた法律の専門家として重大な責任を負い、そのような人の助けになるべく強い覚悟を持って働いています。

弁護士をサポートするパラリーガルもミスをすれば弁護士業務に影響を与える必要があり、その責任の一端を背負っているといえます。

専門スキルを身につけたい人

一般事務とは違い、パラリーガルの業務は事務処理だけではありません。パラリーガルは弁護士をサポートする専門職です。

法律事務所では、弁護士とパラリーガルがペアになって裁判や示談交渉などの法律業務を進めていきます。有能なパラリーガルがつくと弁護士の業務効率が飛躍的にアップするので、弁護士から強く要望されます。

パラルーガルの平均年収は300万~400万円

事務職_女性

パラリーガルの平均年収は300万~400万円ほどです。事務所の規模や経験・スキル等によっては500万円を超えるケースもありますが、法律とは関係のない企業の一般事務職と大差はないと言って良いかと思います。

【関連記事】パラリーガルの平均年収は373万円|中央値や年齢別比較・年収UPの方法も解説

パラリーガルになるならおすすめの就職支援講座『AG法律アカデミー』とは

最後に、パラリーガルが転職する際におすすめの転職支援サービスについて解説します。

パラリーガル・法務事務未経験でも実務が学べる

AG法律アカデミーは日本唯一のパラリーガル資格であるJLAA(日本リーガルアシスタント協会)の認定資格を学べる学校です。受講生の約8割が未経験者と、法律の知識がゼロからパラリーガルを目指す方にも支持されています。

AG法律アカデミーは実務の勉強で終わることなく、法律事務所紹介制度によって転職支援まで行ってくれるのが魅力です。この紹介制度は単に事務所を紹介してくれるだけでなく、受講生の性格や長所をよく知る担当講師が窓口となって転職を後押ししてくれるのが大きな特徴です。

面接対策や応募書類の添削もすべて無料でサポート致します。未経験でもAG法律アカデミーでJLAAのパラリーガル資格を取得すれば紹介制度にエントリーできます。また実務経験が2年以上あればAGの修了生でなくても紹介制度を利用できるため、経験者にもおすすめの制度です。

参考:AG法律アカデミーの強み

法律事務所への高い就職率

未経験者の法律事務所への就職内定率は、81%(就職対策利用者比。R4年3月時点。)

AG法律アカデミーのパラリーガル資格講座を修了された方の多くは、東京・大阪の法律事務所をはじめ、関東や関西以外でも札幌・名古屋・福岡など全国各地の法律事務所に就職され、現在パラリーガルとして活躍されています。

多くの法律事務所で扱う家事事件手続きの流れを理解できる

多くの法律事務所では,離婚や相続,成年後見といった家事事件を多く扱っています。したがって、日々の業務でも当然、家事事件に関する事務処理が多くなります。

そこで、どういう流れで家事調停や家事審判手続きになり、それぞれの手続きにおいてどのような提出書類が必要になるのか、家事事件手続法の勉強と併せて、裁判所の運用を確認していきます。

法律事務所紹介制度

AG 法律アカデミーでは、法律事務職員(パラリーガル)を目指す方、また、法律事務職員として更なるキャリアアップを目指す方に対し、法律事務所のご紹介を行っております。

長年に亘ってパラリーガルの育成を専門に行い、法律事務所の業界を熟知した講師が、個別で丁寧に希望条件をヒアリングし、就職・転職時に起こりやすいミスマッチを可能な限り防ぎます。

そして、一人ひとりが自分に合った法律事務所で、パラリーガルとして着実に良いキャリアを築けるようしっかりサポートいたします。

参考:https://paralegal.co.jp/advantage/subsidy

まとめ

パラリーガルになるために資格や学歴等は求められないケースが多いため、誰でもパラリーガルを目指すことができます。ただし事務処理スキルやコミュニケーションスキルなどは必須で求められますし、法律への興味や高い志がないと続けるのが難しい職業です。

なぜパラリーガルになりたいのか、自分に向いている職業なのかを冷静に分析したうえで法律事務所への転職活動を開始することをおすすめします。

 


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